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赤星さんは元プロ野球選手という立場から、現役選手はどれくらい貯金をしておけばいいのかを臼井社長に質問。「人によりますけど、契約金が入りますよね、プロ野球選手って。これは世の中のサラリーマンたちで言う退職金に匹敵する」とした臼井社長は「もらったからって全部使っちゃったら、引退した時に、もらえないじゃないですか、何も。まず契約金は退職金だと思って、置いておかれる(こと)」とアドバイス。
そして「将来、いつまで現役でいるかってわからない」としたうえで「今すぐ使うお金と、5年~10年後くらいに使うお金と、老後に向けてのお金、もうちょっと細分化してもいいんですけど、基本は三つくらいに分けて、お金によって運用の仕方を変えてみる」と赤星さんに提案。外貨なども組み合わせた分散投資をおすすめしていました。
熱心に耳を傾けていた赤星さんは「実は引退した年が、年俸が一番高かったんですよ」と明かし「(引退後は)年俸、ないじゃないですか。自分で仕事をするようになって、いくらもらえるのかってわからないんですよね。だから、翌年に税金を払わなきゃいけないんで、最高年俸のときの税金っていうのを払わなきゃいけなかったんですよ」と述懐。
赤星さんは「ちゃんと貯金していた」とのこと。「僕みたいに、怪我でいきなり辞めることになってしまったりとかもありますので、今みたいなことを、現役の選手たちであったり(に伝えたい)」とも。また、野球を頑張るあまり資産管理が疎かになる選手もいることを指摘し「特に阪神タイガースは、そういうのを考えられるチームではありませんし(笑)。プレッシャーがすごくかかるチームでもありますので」と阪神選手ならではのエピソードを披露しました。
その後、今後の抱負を聞かれた赤星さんは「引退して、今年で10年を過ぎて、ある意味11年目になるんです」「東京オリンピック・パラリンピックが東京で行われるって決まったときに、野球以外の仕事の中で、野球を引退した後に、いろいろなスポーツに携わりたいというのがあったんです」と発言。
他競技の選手に対するインタビューを通じて「野球に活かせるものっていうのを、すごく得たと僕は思っているんですね」と言い「プラスに考えることができる選手たちのメンタルの強さだったり。そういうものをすごく学ぶことができたと思っているので、今年が僕の中では一つの大きな区切りではあった」と続けます。