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新春らしくはかま姿で登場した宮沢と藤原、外山は艶やかな着物姿での登場となった。2020年の抱負を聞かれた宮沢は「オリンピック競技を生で見てみたい。マラソンとか…あ!マラソンは北海道だ!東京じゃなかった!なら違う競技で…」と照れ笑い。藤原は「新年の抱負は我慢!今まであまり我慢したことがなくて、今年は我慢を覚えたい」と言いつつも、「ちょっと我慢しなくていいですか!?」と進行を中断させて「明日は紗玖良ちゃんの誕生日なので、みんなで祝福しましょう!」とサプライズ祝福を敢行。会場全体がバースデーソングの大合唱となり、外山は「3学期のテストで100点をとる!」とニコニコで抱負を述べていた。
周囲にゲイだと知られることを恐れ、田舎にやってきた主人公・井川迅役の宮沢は「僕は幼稚園から高校まで男子校で、周りにも同性愛の人がいました。だから僕らからしたら当たり前のこと。でもいざ社会に出てみると、差別や偏見にさらされていることを知りました」と悲しい現実を明かし「この作品に出演できることを光栄に思ったし、僕だからこそできることがあると思いました」と使命感を口にした。
迅の忘れられない恋人・日比野渚役の藤原は、6歳になる渚の娘・空役の外村とは本当の親子のようで「沢山遊んだし、(宮沢含めて)3人で炬燵に丸まって寝たり、幸せでした」と目じりを下げると、外山も「休憩中にお膝の上に乗せてもらって、飛行機になってもらったり、車になってもらったり、楽しかった!」と満面の笑みだった。
同性愛を主題にした本作ついて今泉監督は「同性愛だけではなくて、人と人との恋愛もの。さらに家族の物語としても描けると持ったので引き受けました。誰も悪い人がいなくて、それぞれ弱さを持った人たちの物語。自分のやる意味があると感じました」と恋愛映画の名手として知られる自身が手掛ける意義を明かした。
撮影にあたり宮沢と藤原は10日間の共同生活を行ったそうで、藤原が「超濃密な10日間」というと、宮沢は「そういうと誤解を招くからさ…」と照れつつ「撮影期間中の唯一の息抜き。オアシスのような場所でした。ただ最初はイヤでした。撮影で朝から晩までみんなといて、寝るときくらいは自分の時間が欲しいと。でも一人になると不安になるくらい撮影も大変で…ありがとね」といきなり藤原に感謝。藤原は「唐突!」と驚きつつ「二人で真面目な話も沢山したし、テレビを見たり、楽しい日々でした」と懐かしんでいた。
映画初主演の宮沢にはさらなる初があるそうで、それは「役者としての初キスシーン。ファーストキスが藤原季節でした。放送的には連続ドラマ『偽装不倫』で杏さんとのキスシーンもあったけれど、撮影はこっちが先」と告白。初キスだったことに藤原が「僕はまったく知らなかった!」と驚くと、宮沢は「…ちなみに何人目?」と質問。それに藤原が「結構…。申し訳ない」と謝罪すると、宮沢は「結構?…あ~、ショック!」と凹んで笑いを取っていた。