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5月26日(現地時間)にロンドンにて行われたStreet League Skateboardingワールドツアーロンドンにて白井空良、西村碧莉、中山楓奈の3人が見事決勝に進出。西村碧莉が5位、中山楓奈が6位、白井空良が7位という成績を収めた。
ストリートリーグは2020年東京オリンピック出場に必要なポイントが加算される大会となっており(1位は6万ポイント)45秒間自由にコース内を滑走する“ラン”を2本と、一発技で得点を競うベストトリックを5本行い、上位4本の合計得点で争われる。
各国の代表選手が出場するグローバルオープン予選では白井空良、中山楓奈の日本人コンビが共に1位で通過するという展開に世界中のスケートファンが驚いた!
セミファイナル女子では西村碧莉が1位、中山楓奈が8位で決勝進出を決め、男子は白井空良が8位で決勝へ駒を進めた。
昨年のストリートリーグ3連勝の堀米雄斗と女子期待の星である、織田夢海は残念ながら共に9位。あと一歩のところで決勝に進むことが出来なかった。
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決勝に進んだ西村碧莉と中山楓奈はいずれも2本のランを完璧に滑ることが出来ず、厳しい展開に。
確実に決めたいベストトリック1本目では、中山がハンドレールでフロントサイドテールスライド フェイキーで6.9点を獲得。西村も同じハンドレールでフロントサイドリップスライドをメイクし5.0点を獲得した。続いて2本目では、西村はハンドレールで得意のバックサイドKグラインドで6.2点を獲得(中山は失敗)。
3本目で、今度は中山がハンドレールでバックサイドKグラインドをメイクし6.0点を獲得。続いて西村がバックサイドリップスライドを決め6.6点。
4本目では中山が、バンクからのレッジで女子では珍しい難易度の高いトリック、フロントサイドKグラインドをメイクし、会場を沸かせたが5.9点。西村はハンドレールでフロントサイドオーバーKグラインドを狙うも失敗。
2人とも後がなくなった5本目では、中山がハンドレールでフロントサイドKグラインドに果敢に挑むもあと一歩、着地で失敗。西村は再度、フロントサイドオーバーKグラインドを狙ったが残念ながら失敗に終わった。
この日、女子の最高得点はバンク横のレールでHayley Wilsonが見せたビッグスピン フロントサイドボードスライド フェイキーで8.1点だった。
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今大会もナイジャヒューストンは圧巻だった。
セクションの大きさや、形状によってトライする技は変わってくるが、他のスケーターはある程度見たことのあるトリックだったのに対して、ナイジャのベストトリックは全て2018世界選手権で見せたトリックとは違っており(今大会ベストトリックでメイクした技は2本だけだが)、トリックの引き出しの多さに驚いた。
※2018世界選手権ベストトリック(1本目キャバレリアル バックサイドリップスライド、2本目キックフリップ バックサイドリップスライド、3本目キックフリップ バックサイドテールスライド フェイキー、4本目360フリップ フロントサイドリップスライド。5本目は失敗)
※今大会(2本目ノーリーヒールフリップ フロントサイドノーズブラント、4本目ノーリーヒールフリップ バックサイドテールスライド。1本目3本目5本目は失敗)
白井空良は最後にビッグスピン フロントサイドテールスライドを見事メイク。9.0点のナインクラブを出すも、会場からは点数が低いという意味でのブーイングが起こるほど。ベストトリック1本目でもフロントサイド180 フェイキーバックサイド5-0グラインドで9クラブを出しており、超大舞台でナインクラブを2本出した17歳の今後の活躍に期待したい。
2018世界選手権の時ほどは大きくないセクションとその配置がテクニカルスケーターであるシェーンオニールとの相性が良かったのか、昨年のストリートリーグは不調だったシェーンの活躍も目立つ大会となった。
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1位 Pamela Rosa – 26.3
2位 Hayley Wilson – 26.2
3位 Jhulia Rayssa Mendes Leal – 26.0
4位 Leticia Bufoni – 25.9
5位 西村 碧莉 – 22.4
6位 中山 楓奈– 21.0
7位 Candy Jacobs – 19.7
8位 Alexis Sablone – 19.0
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1位 Nyjah Huston – 36.7
2位 Gustavo Ribeiro – 35.9
3位 Shane O'Neill – 34.8
4位 Kelvin Hoefler – 34.8
5位 Manny Santiago – 32.8
6位 Matt Berger – 32.3
7位 白井 空良 – 27.8
8位 Louie Lopez – 22.1
筆者 小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。