パナソニックは、「思春期ニキビと“うぶヒゲ”ケア」をテーマとした意識・実態調査を実施。「生え始めのヒゲ」を「うぶヒゲ」と定義し、親世代にとっても気になる子どもの思春期のヒゲ剃り事情を深堀りしています。

その結果、半数以上の男性が「うぶヒゲ剃り」の際にニキビを巻き込んでしまう“巻き込み剃り”を経験していることや、母親も息子のニキビやうぶヒゲを気にしていることが明らかになりました。

ニキビで“うぶヒゲ剃り難易度”が上がると思う

同調査は、中高生時代に初めての「うぶヒゲ剃り」を経験した20~40代の男性250名を対象に実施。まずは「うぶヒゲを剃り始めたきっかけ」を質問。「特にない/覚えていない」と答えた人を除くと、1位は「鏡を見てうぶヒゲが不格好だと感じた」(54%)。2位は「周囲の友人よりうぶヒゲが濃い方だと気付いた」(26%)となりました。自分の目で見て「うぶヒゲ」が気になったという人が多いようです。

中高生の時期はうぶヒゲと同時に「肌の悩み」も増え始めるタイミング。うぶヒゲを剃り始めた時期に抱えていた「顔の肌の悩み」について質問すると、「ニキビ」が47%でトップに。2位以降の「肌荒れ」(13%)、「脂性肌」(12%)とは大きな開きがあり、「思春期ニキビ」は中高生の大きな悩みとなっていることが分かります。

続いて「ニキビができやすかった」と答えた人(52%)と、「ニキビはあまりできなかった」と答えた人(48%)のそれぞれに、「うぶヒゲ剃りが難しいと感じたことがあったか」と質問。その結果、うぶヒゲ剃りが難しいと感じることが「あった」と回答した人の割合は、「ニキビができやすかった」と答えた人では51%だったのに対して、「ニキビはあまりできなかった」と答えた人では30%と、ニキビのできやすさによって21ポイントも差がつく結果に。

さらに「初めてのうぶヒゲ剃りの際にニキビがあると、“うぶヒゲ剃り難易度”は上がると思いますか?」と聞くと、83%の人が「上がると思う」と回答。慣れないヒゲ剃りに「ニキビ」の悩みが加わることで、中高生の「うぶヒゲ剃り」はより難しいものになっているといえそうです。

ニキビの「巻き込み剃り」を経験

なお、調査対象の250人は「人間関係への悩みが多かった人」が125名、「人間関係への悩みが少なかった人」が125名で構成。中高生時代に人間関係の悩みが多かった人は、悩みが少なかった人に比べて、「ニキビができやすかった」と答えた人が17ポイント、「うぶヒゲ剃りが難しいと感じたことがある」と答えた人の割合が16ポイント高くなっており、「ニキビケア」や「うぶヒゲ剃り」は、人間関係にまで影響を及ぼしている可能性があることが判明しました。

実際に、うぶヒゲを剃る際にニキビを巻き込んで剃ってしまう「巻き込み剃り」を経験した人は2人に1人以上(54%)と半数以上に。うぶヒゲを剃ることでニキビに傷をつけ、悩みの種をさらに悪化させてしまっている人も少なくなさそうです。

中高生のうぶヒゲ剃りアイテムに求める条件について聞いてみると、「肌に優しいこと」(61%)が1位となり、3位には「ニキビなどを避けて“ポイント剃り”できること」(38%)がランクイン。一方で「刃渡りが大きく、広範囲を剃れること」と回答した人はわずか3%に留まっており、大人が使うシェーバーやカミソリよりも、狙った場所を細かく、優しく剃れることが、うぶヒゲ剃りアイテムに求められていることが分かります。

学校での息子の「清潔感」が気になる母親は75%! 

また、同調査では中高生の息子を持つ母親250人にもアンケートを実施。母親たちに「お子様の学校生活について、母として気になること」を聞いてみたところ、8割近く(75%)が「同級生に『清潔感がある』と思われているか気になる」と回答しました。さらに「清潔感」を保つために大切だと思うことを聞いたところ、「思春期ニキビのケアが大切」と答えた人が6割以上(61%)にのぼっています。

もし息子の「うぶヒゲが伸びている」「ニキビができている」状況に遭遇したらどうするかを聞いてみると、72%が「ケアアイテムを買ってあげる/プレゼントする」と回答。思春期は少しずつ精神的に自立していく時期ですが、やはり親としては子どもがどのような学校生活を送っているか気になってしまうようです。

思春期男子のヒゲ剃り方法とは

今回の調査によって「ニキビ」がある状態での「うぶヒゲ剃り」が難しいことが分かりました。

この思春期特有の悩みについて、皮膚科医の糸井由里恵さんは「思春期になると、性ホルモンの分泌が急に活発になり、ヒゲや体毛が増えます。同時に皮脂腺が発達し、皮脂の分泌量が増えてニキビができやすくなります。ただ、よっぽどひどくない限り、皮膚科にニキビ悩みで来院される10代男子は多くありません。本人には、恥ずかしさもあると思いますので、親御さんなど周りの方が気を使ってあげたほうがいいかもしれませんね」と解説。

続けて「中高生の方は比較的コストが安いカミソリを使ってヒゲ剃りデビューすることが多いと思うのですが、カミソリの方が肌の表面を傷つけやすい傾向にあり、出血するリスクも高いです。また、カミソリですと頬は剃れても、あごや口まわりの凹凸やエラなど、角度がついている部分は自分で調整することになるので、扱いが難しいという点も挙げられます」と、カミソリの扱い方の難しさを指摘しています。

また、カミソリ負けによって肌が余計に荒れてしまう可能性もあります。それについて、高橋さんは「カミソリ負けがひどい人には、私は電気シェーバーをオススメしています。電気シェーバーは鋭い刃が直接肌に触れない設計になっており、剃りづらい場所の調整もカミソリと比較して容易です。思春期はニキビやヒゲ剃りと肌の悩みも増えてくると思いますが、失敗や肌荒れが気になる場合は剃る場所の調整がしやすい電気シェーバーを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか」とアドバイスしています。

パナソニックは、薄くて丸い刃で肌の悩みの多い中高生のうぶ毛やマユを根元から優しくカットできるスティックタイプのシェーバー「マユ&フェイスシェーバー」の使用を推奨。同商品は、一般的なシェーバーやカミソリより刃が小さく、刃先を見ながらカットできるのでニキビを避けて“ポイント剃り”することが可能になっています。うぶヒゲを気にする息子さんに母親からプレゼントするのに最適なアイテムといえそうです。

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Fujisan.co.jpより
情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 ニキビの“巻き込み剃り”経験率は半数以上!おすすめケア方法は?