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「あかちゃん社長がやってきた」(作:マーラ・フレイジー 訳:もとした いづみ 出版社:講談社)
コルデコット賞オナー賞も受賞されている人気絵本作家、マーラ・フレイジー様の作品でございます。ある夫婦の間に赤ちゃんが生まれるのですが、その赤ちゃんがなんと「社長」という設定のお話でございます。ママ、パパに仕事をいいつけ、夜中でも呼び出しをかけるというお話でございます。
子育てに悪戦苦闘した経験のある方には共感間違いナッシングでございます。ちなみにこちら、「東京タラレバ娘」「海月姫」「ママはテンパリスト」等でお馴染みの人気漫画家の東村アキコ様もご推薦の絵本でございます。
で、本題の2人目のお子様を授かったママに、是非読んで頂きたい絵本は、この「あかちゃん社長がやってきた」の続編でございます。映画の公開とほぼ同時に発売になりました。こちらは、前作の家族に新たな赤ちゃんが登場するところから始まるお話でございます。
「あかちゃん新社長がやってきた」(作:マーラ・フレイジー 訳:もとした いづみ 出版社:講談社)
こちらは、妹ができて自分より妹に愛を注ぐママ・パパにジェラシーを抱く子供心を描いた作品になっております。こっちの方が映画には近いかもしれません。できれば、2冊同時に読んで頂きたい絵本でございます。
そしてもう一冊。
「ピーターのいす」(作・絵:エズラ・ジャック・キーツ 訳:木島 始 出版社:偕成社)
こちらも、新しくお兄ちゃん、お姉ちゃんになるお子様に読み聞かせて頂きたい絵本でございます。主人公の男の子、ピーターが積み木で遊んでいたら、母親に「しいーっ!もっと静かに遊んでね。うちには生まれたての赤ちゃんがいるのよ」と…。新しくできた妹の存在、そしてママ・パパの自分に対する態度の変化に戸惑いながら、ピーターがちょっぴり成長する心温まるストーリーでございます。
初めてお兄ちゃん、お姉ちゃんになった時、誰しもママやパパを取られたように思ってしまうものでございます。嫉妬心を抱いたり、寂しい思いをしたりするものでございます。
そんな新お兄ちゃん・お姉ちゃんが、新弟・妹に対して優しくなれる、ちょっと成長できるかも…な絵本でございます。是非是非、一度お試しくださいませ。
(文:N田N昌)