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「くじらさんのーたーめならえんやこーら」(作:内田 麟太郎 絵:山村 浩二)
大きな氷山の上になぜかクジラの姿が…。さらに、その周りには、たくさんのペンギンたち、たくさんのアザラシたち、たくさんのシロクマたち。一体何が起こったのか…。すると、「くじらさんのーたーめならえんやこーら」の掛け声でペンギンたちが続々と海に飛び込んでいくのでございます。これから一体何が起こるのか…。何が起こったのか、何が起こるのか、最後にスッキリきれいに解決してくれる物語でございます。
絵も素敵でございます。ちなみに絵を担当されている山村様、絵本作家だけでなくアニメーション作家としても有名でございます。「頭山」はアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネート、国際的な受賞は60を超えております。
そして、もう一冊。
「ワニあなぼこほる」(作・絵:石井 聖岳)
こちらは、絵が癒し系で大人からの人気も高い人気絵本作家の石井聖岳様の絵本でございます。ちなみに、石井様のデビュー作は、「くじらさんのーたーめならえんやこーら」の作者、内田麟太郎様が文を担当した作品「つれたつれた」でございます。小生も大好きな作品でございます。
こちらの「ワニあなぼこほる」は、文章も少なく、オノマトペ(擬態語)が多いため、幼児向きと思われがちですが、実は大人のファンが多い作品でございます。たぶん、最後のオチにやられた感があるのがその理由ではないかと…
一体どんな内容なのかというと、「ガリガリ ボリボリ ザクザク ズドドド」「あなぼこ あなぼこ あなぼこー!」、とにかく、ワニが穴を掘りまくる物語でございます。穴を掘って、いったい何が起こるのか…。最後までドキドキしながら楽しめるお話でございます。
メンバー、チームメイト、仲間の問題で悩んでいる方に読んで頂きたい絵本でございます。さらりと読めて、それでいて、仲間っていいなぁ、と思える絵本でございます。もちろん、悩んでいなくても、スポーツチーム等に所属されているお子様にもオススメでございます。
できれば、TOKIOのメンバーの皆様にも読んで頂きたいと…。
(文:N田N昌)