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「星につたえて」(文:安東 みきえ 絵:吉田 尚令)
最近話題の癒し系大人絵本でございます。とにかく絵が癒されます。ストーリーも癒し系、完全に大人向けでございます。大人絵本に興味をお持ちの方は、是非、入門用にお試し頂きたい絵本でございます。
内容はというと、ひとりぼっちのクラゲとひとりぼっちで旅するほうき星の切ない物語でございます。読んだ後、優しい気持ちになれること間違いナッシングでございます。そして、もう一冊。
「きょうはそらにまるいつき」(作:荒井 良二)
こちらは、就寝前に読んでもらうために描かれたような絵本でございます。少し前に、読むと絶対眠れる「おやすみ絵本」が話題になりましたが、こちらは大人が夜、寝る前に読んで癒される絵本でございます。
“読んで”と書きましたが絵を眺めているだけで癒されます。何度見ても飽きません。見るたびに新しい発見があったり、その時の気分によって感じ方が変わってきたり、そんなチョベリグーな絵本でございます。日本絵本賞の大賞も受賞されております。
ちなみに、荒井様は、ボローニャ国際児童図書展特別賞、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞など、世界的に高い評価を受けている人気作家様でございます。夜、様々な場所で様々な人たちの上で輝いている月が描かれているだけ…。だけど、読み進めていくと「自分は一人じゃあないんだな」と安心感が心に浸みてくるのでございます。
典型的な癒し系でございます。孤独感を感じている大人ほど、癒されること間違いナッシングな大人絵本でございます。是非一度、騙されたと思って就寝前にご体験くださいませ。
(文:N田N昌)