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どちらもブレザータイプで、「ネクタイorリボン」「スラックスorスカート」の4種類の着こなしができます。選択は自由。実際にLGBTを自覚し、男性がスカート、女性がパンツを履いた児童がいるかまではわかりませんが、もし心的な悩みをずっと抱えている児童がいるなら救いになるでしょう。全国のモデルケースになるかもしれません。
「ジェンダーニュートラル」という概念をご存知でしょうか?ジェンダー(性別)ニュートラル(中立)、つまり性別にとらわれず、いうなれば「性別という存在がない」という考え方です。
学校の制服に関して、例えば、イギリス・イーストサセックス州にある中学校では、明確に「制服のスカート廃止」としました。男も女も同じスラックスを着る決まりにしたそうです。これは、学校側が強制的に起こしたわけではなく、保護者や生徒からの声を受けて検討し実施に至ったとのこと。
もちろん、反発の声もあったそうですが、“制服はすべての生徒に対して平等であるべき”として、大多数が賛同しているそうです。ちなみに、イギリスで男女の制服を統一した学校は近年増えているとか。
欧米では、様々な形でジェンダーニュートラルを浸透させるべく取り組みを行っていて、カナダの教育現場では、トランスジェンダーの子どもの事を呼ぶとき、男性と女性を意味する「He」と「She」という言葉を使わず、性別の概念を無くした「Xe」という新しい言葉で呼ぼう、という動きもあるそうです。
米国をはじめ世界にはトイレも分ける動きが出来ています。
19 brilliantly fabulous gender neutral toilet signs... via PinkNews #GenderNeutralhttps://t.co/4JcEfZTSxn
— NGQ The North East’s LGBTQ+ Hub (@NGQDigital) 2018年3月26日
My hotel for #gpconf is the first time I've ever seen a trans symbol on a #genderneutral toilet https://t.co/cPM8io1R65pic.twitter.com/tzxAQNrDqL
— Rich Daley (@pedantic_git) 2018年3月3日
The amazing #4Anyone#genderneutral#unisex#toilets at #Channel4 are #inclusivity incarnate. They should be everywhere and 4Everyone! pic.twitter.com/Sv6pXMQ9XN
— OUTSPOKEN Sex Ed for Parents (@Outspokensex_ed) 2018年2月23日
日本でも東京五輪に向け、公共施設等でジェンダートイレが必要になってくるのではないでしょうか。
ジェンダーニュートラルを意識したかどうかは定かではありませんが、日本で、男女の性別を明確にしないグッズという点では、例えばランドセル。昔は、男は黒、女は赤というのが当たり前でした。しかし今では、色が本当に多種多様で男女区別がありません。
男女区別をさせない学校のアイテムと言えば、カスタネットが元祖かもしれません。教材として親しまれている赤と青のカスタネットは、男女どちらが使っても良いように2色に分けて作られました。
”男なのに女、女なのに男”という性的面の障害は、抱えている本人も、そして相対する人も、とても難しくデリケートな部分を突く問題。いろんな情報が浸透して、思いやれる社会が早く出来上がればいいのですが。