NHK『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』では、毎週1人ずつ、偉人伝を英語で紹介している。やさしい英語で書かれているけれど単調になっていないのは、彼らの人生が劇的だからだろう。

 

ドラマティックな人生

先日私はそのテキストで『ジャンヌ・ダルク』を読み、国のためなら命さえ惜しまない勇姿に改めて感動した。私レベル(TOEIC425点程度)で英語で読んで感動するというのはなかなかできないことなので、愛読している。ラジオ番組とリンクしていて音声も聴けるのもありがたい。

 

偉人伝はドラマティックだ。過去にもホーキング博士を描いた「博士と彼女のセオリー」など歴史上の偉人を主人公にした映画が数多く作られているのは、数奇な運命を辿る人が多いからなのだろう。

 

感動親子ドラマ

特に私が涙なしに読めないのはチャップリンとジョブスだ。チャールズ・チャップリンは、7歳の頃に、家が困窮した。落ち込んでいる母親に、チャップリンは面白いことをしてみせては笑わせた。彼があんなにも素晴らしい喜劇役者にれたのは母親を慰め続けたからだったのかもしれない。

 

そしてアップルを設立したスティーブ・ジョブスは養父母に育てられた。裕福ではない彼らは全財産をはたいてジョブスを大学に進学させる。しかしジョブスは半年で中退。「両親が一生をかけて貯めた学費を、意味のない教育に使うのに罪悪感を抱いた」という名言を残している。

 

偉人伝に学ぼう!

偉人伝には、よく心折れなかったなと感じるエピソードも多い。例えばアメリカ大統領になったリンカーンは選挙に8回も落選しているし、ディズニーランドを作ったウォルト・ディズニーは何度も破産している。遅咲きの人もいて、カーネル・サンダースがケンタッキーフライドチキンのフランチャイズを始めたのは60代になってからだ。

 

先人の通った道を英語で読めば、英語の勉強と生き方の勉強と両方できて、一石二鳥だ。私はこれをエアロバイクを漕ぎながら読んでいるので一石三鳥かもしれない。寸暇を惜しんで学んだ先人の生き様は、きっと今後に活きてくるはずである。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 NHK『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』の偉人伝ページが泣けて勉強にもなる件