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モビリティサービスを提供するFuture株式会社は、大容量バッテリーを備える100%Pure EVバイク「FUTURE board 2」を8⽉28日から販売開始。新製品の販売を記念して「FUTURE board 2」のメディア関係者向け製品説明会及び製品試乗会が同日開催された。
同社は、脱炭素(Environment)・社会安全(Social safety)・地域(Governance)を考慮したモビリティサービスを提供する中で、エネルギーの最大効率を求め、現在の走行環境で誰もが安全に⾛りやすく、地域活性化につながる循環型モビリティを模索している。
「FUTURE board 2」は特定小型原付なため16歳以上免許不要で運転可能。スーパー大容量バッテリーを2本搭載できる多目的モビリティを搭載していることから、最大航続距離は100kmにも達し、配達や営業といった利用にも対応できる。また、大径ファットタイヤとサスペンションにより、乗り心地が良く座って運転できるため、快適に長時間の移動も可能ということだ。
同社の代表取締役 井原慶子氏は、コロナ禍に商店街に出かけた際に、商店街の方から「密にならずに私でも乗れるガスが出ない乗り物作れない?」「だれも商店街に来なくなった。地域で経済が回るような仕組みを作れない?」と話しかけられたことをきっかけに、シニアでも女性でも乗りやすい脱炭素モビリティと地域経済圏を創出するプラットフォームを自宅で設計したという。
移動するだけのモビリティではなく、金融やエネルギーなどのサービスも組み合わせ、自由な移動と地域経済圏を創出する地域のライフラインプラットフォームを提供し、脱炭素、地域活性化、高齢化社会に少しでも貢献できれば、と語る。
同社のモビリティのラインナップには、今回新登場した「キックしないボード」と呼ばれる「FUTURE board 2」や、航続距離1000kmの新時代電動アシスト自転車「FUTURE 1000」、次世代EV原付の「FUTURE META」など様々な種類がある。多様なモビリティを取り揃えている理由について、井原氏は地域によって全く異なるモビリティが必要とされているためとのことだ。
井原氏は「例えば、都心だとキックボードとか自転車でいいんですけど、私が住んでるような地方とか田舎の方というのは、もうちょっとしっかり坂を上るものとか、もう少し中時間、長時間の航続距離が必要になるような違いがありますので、それによって車格やパワーも変わってきます。そういった意味で、地域の需要に即したモデルを提供するために、全てのラインナップを用意していまして、保安基準での全ての車種をシェアできる日本で唯一のモビリティプラットフォームです」と話した。
各モビリティは、同社による移動とその先をつなぐ交通連携プラットフォーム、地域のモビリティサービスアプリ「GOGO」を通して利用することができる。現在、シェアサービスが使用されているシチュエーションは大きく都市型、リゾート型、大学・施設内移動、アライアンス型に分けられている。
今回の説明会には、神戸発のアイドルグループ「グッドクルー」も登場し、同社のモビリティの魅力を紹介した。