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2024年3月14日に開業した「ダイナースクラブ大阪梅田 プレミアムラウンジ」。その名のとおり、プレミアムカード会員のみが入室できる特別なラウンジに、メディア向け内覧会で潜入した。
同ラウンジが位置するのは、大阪・梅田の「阪急グランドビル」。大阪で最大クラスの通行量を誇るコンコース横という一等地だ。エスカレーターで2階に上がると真正面にエントランスが現れるので、迷う心配もなさそうだ。
「Warm &Gorgeous(ウォーム&ゴージャス)」をコンセプトに、やさしい色合いと木目調の素材を多用したゆとりのある空間には、アルフレックス社製のソファや椅子が並ぶ。ソファ席に配された軽量テーブルは簡単に動かすことができ、人数に応じてフレキシブルな配置調整が可能だ。
壁で仕切られた電源付きのカウンター席は、とくに作業に集中できるだろう。ラウンジ内ではスマートフォン用の充電器の貸出しや、Wi-Fiサービスも受けられる。
ラグジュアリーさは残しつつも、シックになりすぎないように、壁一面の飾り棚にはたくさんの装飾品がディスプレイされている。この日は「リヤドロ」や「バカラ」の美しい作品が並んでいたが、季節によって変わるという。繰り返し訪れても楽しめる工夫がなされているようだ。
また、ラウンジ内にはフランスのストリートアーティストであるワンマイザーのポップなアートが点在。カラフルな作品で、遊び心が散りばめられている。訪れる際にはぜひ注目してほしい。
セルフサービスのドリンクコーナーには、相当こだわっているようだ。温州みかんジュース、アップルジュース、季節のジュース(この日はキウイ)といったソフトドリンクは、フルーティーで果実感をしっかり味わえる上質なものがラインアップ。温かいドリンクには、緑茶や、「カレルチャペック」の紅茶が並ぶ。
また、コーヒーメーカーには「PROMESSO(プロメッソ)」を採用した。スタイリッシュな佇まいと、タッチスクリーンで感覚的に操作できる機能性を兼ね備えた最新機種だ。ブラックコーヒー、エスプレッソ、カフェラテ、ラテ・マキアート、カプチーノから好みのコーヒーを抽出できる。
実際にラテ・マキアートをいただいてみたが、巷のフリードリンクコーナーとは一線を画すおいしさだ。コーヒー好きでも本格的な味わいに満足できるだろう。
ほかにも、手荷物の預かり、街の案内、宅配便サービス(有料)などのサポートを受けられ、会員にとっては大阪の拠点になり得るはずだ。実際に東京では、ラウンジに通うリピーターも多いという。
三井住友トラストクラブ株式会社 代表取締役社長の五十嵐幸司氏は、「利便性を追求する、いわゆるデジタル的なサービスだけでなく、ラウンジのようにお客様と直接接して、きめ細やかなサービスをご提供するアナログ的なサービスも大切にしたい。お客様が快適に過ごされて、笑顔でまたお出かけになる様子を早く見たい」と、期待を膨らませている様子だ。