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株式会社レアゾン・ホールディングスは、1月15日に都内で「GIFTech -テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能」プロジェクト発表会を開催した。
GIFTechとは、『GIFTech (Gifted と Techを掛け合わせた造語) 』であり、「テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能」を象徴する言葉だという。エンジニアとクリエイター、両者の視点がマッチすることで、エンジニアの創造性を刺激し、モノ創りの喜びを再発見するためのプロジェクトだ。全国のZ世代エンジニアを対象に行った意識調査で、「エンジニア職に対してやりがいを感じていない」「将来(キャリア)に対してポジティブなイメージを持てない」などの実態が浮き彫りになったことから、プロジェクトの開発に至ったとのこと。
プロジェクトは、「0から開発できるスキルを身につける」「仲間と共創する能力を取得する」の2つのテーマを掲げ、多様なテックカンパニーと共創して勉強する場や制作コンテンツを作る場となるそう。発表会の後半では、レアゾン・ホールディングスの佐藤貴子氏の司会進行により、menu株式会社の友兼論史氏と株式会社Preferred Roboticsの寺田耕志氏とのエンジニア座談会「テクノロジーとものづくりを楽しむ才能 トークセッション」が開かれた。
テーマは、「サービス開発の裏側」「仲間との共創」「AI時代に求められる次世代型エンジニアについて。サービス開発の裏側のトークで友兼氏は「サービスを作るうえで、企画担当の視点で考えると、機能を詰め込み過ぎてコストも時間もかかるので、省けるものは極力省いていき、本当に大切なものだけをピックアップした」と語った。
友兼氏は、「プロジェクトで、プロモーション担当、営業担当、事業部とそれぞれ共創したが、うまく代替案を提示しながら共創し、最短距離で出来上がるよう工夫した」と、共創する際のバランス感覚の重要性を説いた。寺田氏は、「1つのものを作るのは簡単だが、量産するときは作りやすくないと苦労を伴う。広い視点で幅広く話し合うことが大切だ」と語った。
AI時代に求められる次世代型エンジニアの話題で友兼氏は、「コーディングだけの人はいなくなると言われているが、課題を見つける人材は必要だと思う。これからは、言われたことを実装するだけでなく、一緒に課題を考えて、ときには提案する。自動化しづらいところに踏み込めるエンジニアが必要。これからはプロモーションを含めサービスまでトータルに考えられるエンジニアが求められるだろう」と予測した。
一方の寺田氏は「2024年は、テクノロジーが進化している時代。どこにでもAIがある状態では、ドメイン知識が必要。農業のドメイン知識や飲食店のドメイン知識など、業種によってどんな困りごとがあるかと判断するドメイン知識をもつ人材がこれからは求められる。ドメイン知識があるからこそ、AIを活かせるかの判断力もつく」と私見を口にした。