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昆布・しょうゆ・みそ・大豆・玉ねぎ・チーズなど
2-1.核酸系(イノシン酸)
かつお節・煮干し・牛肉・鶏肉・ベーコンなど
2-2.核酸系(グアニル酸)
干ししいたけ・まいたけ・マッシュルームなど
どれもおなじみのうま味です。実はこれらは、違うグループで組み合わせると、相乗効果にうま味が7~8倍へアップするそう! ぜひ試してみましょう。
続いては、スープに合う食材について、おいしさを逃さず使う方法です。豚肉ときのこのテクニックを見ていきましょう。
薄切りの豚肉はゆですぎないことが大切なのだそう。
薄切りの豚肉は長時間煮ると、うま味のコラーゲンが煮汁に出てしまい、パサついた食感だけが残ってしまうとのこと。
ポイントは、豚肉はさっとゆで、仕上げの段階でスープに戻すこと。豚肉に豊富なビタミンB1は水に溶ける性質があるため、ゆで汁を活用できるスープ料理がおすすめだそうですよ。
きのこは種類に関係なく、冷凍すると細胞内の水分が凍って体積が膨張し、細胞膜が破れて細胞が壊れることで、生の状態よりもうま味成分がアップするそうなんです。
きのこ類は冷凍しておいたものをスープ調理として利用するのがおすすめだそう。
すぐに調理ができるように切って小分けにして冷凍しておきましょう。
調理する際には解凍せず、ドリップと一緒にうま味も抜け出してしまうので、解凍せずにそのまま使用しましょう。
イベントでは、スープ作家の有賀薫先生が市販スープを活用した簡単アレンジスープレシピを紹介しました。今回は、その中からおいしい3つのレシピをご紹介します。
明治の「まるごと野菜 完熟トマトのミネストローネ」に冷凍きのこを加えてうま味がアップするレシピです。
【材料(1人分)】
・まるごと野菜 ミネストローネ 1袋
・好みのきのこ2~3種類(冷凍) 40g
・塩 ひとつまみ
・オリーブオイル 小さじ1
【作り方】
※事前に3種類ほどのきのこを手でほぐしたり切って混ぜ、冷凍しておく。
1.小鍋に冷凍きのこを入れ、水少々と塩ひとつまみを足してふたをし、蒸し煮する。
2.まるごと野菜をレンジで指示通り温める。
3.2を皿に移し、きのこをトッピングして、オリーブオイルをまわしかける。
ほとんど調理の手間が要らないので、普段料理をしない人も手軽にできそうです。
理研ビタミンの「わかめスープ ごま1000粒のおいしさ焙煎ごまスープ」を使った、ごぼうとごまの香りと歯ざわりが楽しいスープです。
【材料(2人分)】
・焙煎ごまスープ 2袋
・豚肉薄切り 40g
・ごぼう 10cm(40g)
・冷凍まいたけ 30~40g
・酒 大さじ1
【作り方】
1.鍋にごぼうをささがきにしながら切り落としていく。冷凍まいたけ、酒大さじ1と水400mLを加えて中火にかけ、沸騰後6~7分煮込む。
2.食べやすい大きさに切った豚肉を1分ほど煮て、焙煎ごまスープ2袋を加える。
市販のわかめスープがちょっと豪華になりましたね。ごぼうのささがきだけ頑張ればあとは簡単!
ハウス食品の「北海道チャウダー(クラムチャウダー用)」を使用したレシピです。冷凍あさりをたっぷり使った栄養満点のスープです。
【材料(4人分)】
・北海道チャウダー 1/2箱
・長ねぎ 1/2本
・じゃがいも 大1個 150~180g
・冷凍あさり (殻付き200~250g・むき身80~90g)
・バター 大さじ1
・水 300mL
・牛乳 200mL(あれば)パセリ、クラッカーなど
【作り方】
※下ごしらえ あさりを砂抜きして冷凍しておく。(または冷凍あさりを使用)
1.じゃがいもは皮をむいてさいの目に切る。長ねぎはタテに切込みを入れ1cm幅に切る。
2.鍋を中火にかけ、バターを溶かして長ねぎとじゃがいもを炒める。水300mLを加えてふたをして柔らかくなるまで約10分煮る。
3.鍋を下ろし、割ったルウと牛乳を加えて溶かす。
4.再度火にかけ、あさりを加えてふたをして再度5~6分煮込む。あさりが煮えたらできあがり。好みでパセリ、クラッカーなどトッピングしても。
あさりには栄養が豊富に含まれていますが、中でもタウリンという栄養素に注目。内科医の久住英二先生よるとタウリンには免疫バランスを整える効果があるそうです。タウリンは、あさりの他、イカ・タコ・牡蠣といった魚介類全般に多く含まれるようなので、あったかスープの具材に積極的に活用して冬の風邪やインフルエンザ予防に励みたいですね。
この冬はぜひ、うま味たっぷりの栄養満点スープをいただいて、元気に過ごしましょう。