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気温を調節するための冷房や暖房、そして情報を得るためにも電力が不可欠な現代において、避難生活では電力がないと過ごしにくい状態になっている。関東大震災から100年経った今でも、避難生活等が原因で亡くなる、いわゆる「災害関連死」が起きているなど、避難生活には課題が多い。
今回、TOYOTAブースでは、“「クルマで給電」で備えるこれからの避難生活”をテーマに、ストレス対策された避難生活を提案している。酷暑に対応できる「冷風テント」と「冷蔵庫テント」や、避難生活のQOLを維持するための「つながるテント」と「在宅避難エリア」など、現代の避難生活におけるより良い電力の使い方を体験できる4つのテーマテントや、親子で楽しめる電力ワークショップなど、さまざまなコンテンツを体験できるようになっていた。
今回展示された”給電車”は、ハイブリッドカーとプラグインハイブリッドカーの2種。給電車については、車から電気を取り出し「移動できる電源」として使うことができ、普段の暮らしから、もしもの非常時まで、電気が使えることで場所に縛られることなく生活できることが強み。
「プラグインハイブリッドカー(PHEV、PHV)」の大きな特徴は外部から充電可能なこと。自宅や高速道路のサービスエリアや、コンビニエンスストアなどの充電設備がある場所で充電ができる。また、ハイブリッドカーは給電中もエンジンを動かしておく必要があるが、プラグインハイブリッドカーはエンジンが止まっていても給電が可能。実際に展示されている車も、エンジンが止まったまま多数の電化製品を稼働させていた。
酷暑に対応できる「冷風テント」と「冷蔵庫テント」の中では、多数の扇風機やスポットクーラー、冷蔵庫などが稼働していた。避難生活のQOLを維持するための「つながるテント」と「在宅避難エリア」では、テレビやノートパソコン、洗濯機などが使用できる環境が整えられていた。
給電車は1500wまで使用することができる。トースター、ドライヤー、扇風機などの電源を入れてみて、ピッタリのワット数にできるとTOYOTAのミニカーがプレゼントされる体験コーナーもあった。