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“ずるヤセ”と聞くと何やらあやしげなイメージですが、これは、昨今注目されているMCTオイルを活用した脂肪燃焼プロジェクトであり、良質なオイルを食生活に取り入れることで健康的に効率よくヤセ体質を目指そうというもの。果たしてMCTオイルを活用した“ずるヤセ習慣”とはどのようなものか? 今回は、「日本インナービューティーダイエット協会」の「ずるヤセ習慣!脂肪燃焼フェア」のレッスンと「レ・グラン・ザルブル」のオンオイルメニューを体験しました。
雑誌『美的』での「美腸活レシピ」や著書『美人はコレを食べている。』でもお馴染み、管理栄養士の木下あおい先生率いる「日本インナービューティーダイエット協会」では、美腸活栄養学®を軸にカラダの内側から整える食事について実践的な講座を展開。独自の美腸活メソッドとともに“インナービューティープランナー”といわれる講師の育成も行っています。
今回のレッスンでは、旬の野菜とMCTオイルを使った「ナスの代謝促進ステーキ」と「夏野菜の抗酸化・美肌和え」のレシピを軸にMCTオイルの専門的な知識や効果的な使い方を学びます。
参加した皆さんからは「MCTオイルの適切な摂取量を知りたい」「お味噌汁に入れているけどもっと良い方法はある?」「認知症予防に効果的って本当? 年齢を重ねても同じように使っていいの」など、より深くMCTオイルについて学びたいという声が聞かれました。
中鎖脂肪酸であるMCTオイルは、ごま油やオリーブオイルなどの長鎖脂肪酸に比べ水に溶けやすく、体内で分解されやすい特徴をもちます。リンパを通らず小腸から門脈を経由し肝臓に直接吸収されるため、一般的な油よりも4倍はやく分解されるという研究データもあり、短時間でエネルギーに変わり、より脂肪を燃えやすくする性質があるそうです。
また最近では、中鎖脂肪酸の効果として「ケトン体」が注目されています。ケトン体はブドウ糖のかわりに脳のエネルギーになる物質であり、例えば、インスリンが足りずブドウ糖をエネルギーとしてうまく利用できないアルツハイマー型認知症の症状では、ケトン体をエネルギーとして使うことができるため脳の活性化につながるなどと期待されています。
飽和脂肪酸であるMCTオイルは酸化しにくい性質があり作り置きに適している一方で、加熱に弱い特徴があります。そのため味噌汁やトマトジュース、コーヒーなどに入れてそのまま摂取するのがおススメ。無味無臭なため食材や料理にあわせやすく、素材と和えて艶を出したり、旨味の底上げに活用できたりします。ブレンダーで攪拌してカフェラテとして楽しむ、冷たいブラックコーヒーに入れて飲むなどもオシャレで良いですね。
ちなみにMCTオイルの適切な1日の摂取量は小さじ半分程度。12週間摂り続けることで脂肪燃焼に繋がりやすいとされています。扱いやすいため、ついつい多めに摂りすぎてしまいそうですが、木下先生は「どんな良いオイルも過剰摂取はよくない」と説明。「MCTオイルに限らず、それぞれの機能にあったオイルを自分の体調にあわせて選ぶことが大切」とアドバイスします。
ポイントは野菜の栄養を逃がさず調理すること。例えば、モロヘイヤは茹でて水にひたし、絞って食べるのが一般的ですが、水溶性ビタミンなどの栄養が逃げてしまううえに、火にかけると粘りが強くなりクセが増してしまいます。そこで、油でなく少量の水を使い低温で仕上げることで栄養を逃さないだけでなく、モロヘイヤ本来のしゃきしゃきとした食感を残すことができます。気になるパサつきは味噌や塩麹といった発酵調味料やMCTオイルと和えて、しっとりとさせれば栄養バランスも良くなり一石二鳥です。
木下先生の講座では女性特有のカラダの悩みや体調にあわせたレシピと知識を継続的に伝えています。
木下先生「肌荒れや便秘、PMSなど病気じゃないけれど不調って女性にはありますよね。サプリメントを飲むのも良いですが、効果が高いぶんカラダがそれに慣れてしまうと依存してしまいます。身体が元気なうちは自ら力を使ってインナーパワーを生み出したいですよね」
大切なのは自分が作る料理で自ら体質を改善していくこと。そして、ひとつの食材ではなく食べ合わせや取り合わせなど全体を考えて満遍なく食べること。料理や食事を通じて健康のみならず、自助力を養うことにも繋がります。
木下先生「料理を作るって自己肯定感が上がるんです。時短調理も必要ですが、食材を買って自分や家族にオリジナルレシピで3食作るのは自信に繋がると思います。生き方にも張り合いがでてきますよね」
ヤセ習慣を定着させる方法は「無意識に食べることを辞め、消費カロリーを気にすること」だそう。「太ってしまう人は間食が多い傾向にあり、それを辞めるにはちゃんと腹を満たすことが大切。しっかり租借して、ゆっくり味わうことがダイエットの一歩」と話し「食卓に箸置きをおいてみて」と提案。箸をおける環境を整えてあげることで、おのずと食事をゆっくり食べる習慣が身につきます。
そんな木下先生をはじめとする「日本インナービューティダイエット協会」の講師の方々から学べる「ずるヤセ習慣!脂肪フェア」の無料体験レッスンは8月末まで期間限定で実施するそう。この機会にぜひチェックしてみて!
さて、今回はもう一軒、「ずるヤセ習慣!脂肪燃焼フェア」を実地しているカフェに立ち寄りました。東京メトロ「日比谷線」の広尾駅近く、ツリーハウスが目印のボタニカルカフェ「レ・グラン・ザルブル」では、MCTオイルをはじめとした健康に嬉しいオイルをとりいれたメニュー「オンオイルプレート」を提供しています。
コンセプトは「ナチュラル」。オープン当初から自然をテーマに野菜を多く取り入れたメニュー開発に取り組んでおり、フランスの田舎をイメージしたフレンチカントリーを気軽に楽しめるお店です。SNSやインターネットで評判を聞きつけて来店する女性が多く、コロナ禍以降では健康に気を遣う男性の来店も増えています。
今回の「オンオイルプレート」では、エキストラバージンオイル、ごま油などにMCTオイルを掛け合わせて使用。ワンプレートで1日に摂るべき野菜の半分が摂れるそうで、ビネガー、マヨネーズ、オイルなど、食感や味も異なる3種類の季節のデリ(惣菜)は、素材同時を掛け算したことで生まれるカラダに嬉しい効能も味わえます。※各プレートのデリは今現在の内容で、季節や仕入れ状況によって変わる。
さらに、フルーツソースにMCTオイルを入れた「MCTギルトフリースイーツ」も提供中。豆乳クリームや低GI値のてんさい糖をはじめとした罪悪感なしのヘルシー素材を使用しているのもポイント。今ならば、各プレート注文の際に合言葉の「ずるやせMCT」を伝えるとMCTギルトフリーパイがプレゼントされちゃいます!
今回の試みについて伺うと「MCTオイル自体に癖がないので料理やスイーツに使いやすいですね。お客様からは(ほんとに入っているの?)と聞かれます(笑)」と店長。「レ・グラン・ザルブル」では今後もMCTオイルを使ったメニューを開発していく予定です。
MCTオイルで野菜やスイーツを美味しくいただくことで健康的なヤセ習慣を身に着ける…これはたしかにズルいかも!? MCTオイルを隠し味に、食べても、食べても太らないレシピで、お腹もココロも大満足。この夏はMCTオイルとともにずるヤセ習慣はじめてみませんか。
■「日本インナービューティーダイエット協会 東京校」https://inner-beauty-diet.org/
東京都港区東麻布2-6-4「TorreVista 301号室」
■「レ・グラン・ザルブル」https://www.instagram.com/lesgrandsarbres/
東京都港区南麻布5-15-11 フルール・ユニヴェセール 3階
営業時間:11:00~19:00(L.O.18:00)