ESG メタバースカンパニーのジオテクノロジーズ株式会社は急成長が見込まれる「Geo-Prediction(ジオプリディクション)」市場の早期獲得を目指し、新たなパートナー戦略として「GPPE: ジオプリディクション・パートナーエコシステム」を開始した。それに伴い発表会が行われた。

登場したのはジオテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 CEO 杉原氏。今年のテーマは「生成AIはジオテクノロジーズの人流・ジオデータで進化する」だと言う。ジオテクノロジーズはもともとデジタル地図の制作販売を行っていた会社で地図検索サイト「MapFan(マップファン)」や「トリマ」などを運営している会社でもある。

移動するだけでポイントが貯まるポイ活アプリ「トリマ」に関しては1400万ダウンロードを突破し日本国民の10人に1人がダウンロードしている大人気アプリだ。

徒歩・自転車・車などすべての移動手段でマイルが貯まり、貯まったマイルは各社ポイントや現金に交換できる仕組みとなっていて、ユーザーの動きをデータとして取得できる強みがある。またアメリカやタイ、インドなど現在世界7カ国に展開し、1ヶ月で3万DLを突破。インターナショナルなアプリに拡大しつつある。

そのような中、今までの地図関連のノウハウから得た8億アイテム以上の地図構成データ数、40億枚の画像データ枚数と1日10億以上のトリマから得られる人流移動ログの融合により「予測可能な世界を創る」というビジョンのもと「Geo-Prediction Platform」を創り出した。

そのことにより、ショップやレストラン・劇場にどれだけの人がきているのか、インバウンドがどこにどうゆう移動をしているのかという分析に役立てることも可能となった。

実際、「トリマ」の情報(場所×時間×属性)に基づいたアンケート調査を実施。630万人のモニター数で24時間以内に約10万サンプルが取得できたと言う。しかもどの地域の人に行うかなどスクリーニングしてデータを取得できるのだ。

このようにZ世代の人気車種について1日で10万人に聞くことができ、結果も軽自動車、ミニバン、SUVと車種別などで細かくわかるようになっている。もちろんアンケートについては区や地域を限定して行うこともできる。このようなアンケートを応用することで簡単にモニタリングができて新しい製品の開発に役立てることができるのだ。

また、「Geo-Prediction Platform」は経済や環境への貢献にも繋がると杉原氏は語る。例えばCO2の排出量は渋滞することで約2倍となる。そのような時に、地図データ、人流データなどを組み合わせることで渋滞予測を行い、渋滞を軽減できる。

また、どの道路だったらどれくらいの交通量があるのかなど未来予測することで事故リスク予測による交通事故ゼロ社会の実現も目指せるのだ。 他にも人の流れがわかることでスマートシティの開発に役立ち、都市開発や生活しやすい街づくりへの貢献もできる。

このように「Geo-Prediction Platform」によって、これまでにない新たな掛け算により新しい価値を一緒につくっていきたいと思っていると杉原氏は最後に語った。 「予測可能な世界を創る」第一歩として今後の「Geo-Prediction Platform」の動向が楽しみだ。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 地図データや「トリマ」などの人流データなどを組み合わせることで未来予測に繋げる「GPPE: ジオプリディクション・パートナーエコシステム」とは