パナソニック株式会社は、株式会社朝日新聞とともに「未来空想新聞2040製作委員会」を設立。5月5日の“こどもの日は、未来を考える日。”というメッセージのもと、より良い未来をみんなで空想する「未来空想新聞2040」を発行した。

発行に合わせて、同日「こども未来空想会見」を日本未来科学館にて開催。当日は、宇宙飛行士の野口聡一さんが登壇し、宇宙のことや未来のこと、環境のことなどについて講演したほか、事前募集により招待された親子50組(100名)のこどもたちが、「こども未来空想会見」のこども記者として野口さんに質問をした。

講演後の「こども未来空想会見」では、こども記者による「野口さんへ質問タイム」が設けられた。宇宙に行けたら何をしたいか、と質問されると野口さんは「(宇宙に)3回行ってると、次いつ行くかな?って家族旅行くらいの感じなんですね。次に行ったら何をしたいというより、次はなにを食べたいかな、宇宙食なにを持って行きたいかなと、そっちの方が強い。宇宙食は300種類くらいあるんですけど、毎回スペシャルなリクエストで僕が食べたいものを宇宙食にしてくれるんです。1回目はラーメン。2回目はお寿司だった。3回目は福井県の高校生が作ってくれた鯖缶がありまして、すごく美味しい。めちゃめちゃ高いんですよ。次は福岡の焼きラーメンが食べたいかな」と、宇宙食について答え、宇宙飛行士ならではの話題でありながらも身近な食の話にもなっていた。

将来、宇宙飛行士になりたいという小学2年生の男の子から「宇宙飛行士になるためにこどもの頃にやっていおいてよかったと思うことは?」と質問されると「いろいろなスポーツで体を鍛えるというのもあるし、お友達と同じ目標に向かってがんばることがすごく大事だと思います。というのも、宇宙に行くのにハッキリしてるのは、例えば宇宙ステーションであれ月や火星であれ、自分一人では行けない。チームで一緒の宇宙船に乗り込むんだよね。3人とか4人で。それもチームだし、ミッションに向けて僕たちを訓練したりお医者さんたちが見守ってくれてたり、ロケットがちゃんと狙った場所に行くかを見る管制官もいて、すごく大きなチームでやるので。みんなでやることで、運動だけじゃなくて例えば合唱とかも良いと思います」と、チームワークの大切さを説いた。

質問タイムの後には、こどもたちが考えた「未来空想新聞」の見出しが発表された。小学2年生の女の子が考えた「東京2020会場近辺の森林が80年かけて再生!豊かな自然の中に多様な植物群落確認」という見出しに対して、野口さんは「これは環境省が泣いて喜ぶテーマで本当に素晴らしいですね。このまま環境省に持っていって売り込んだらいいかな」と絶賛した。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 「こども未来空想会見」開催、宇宙飛行士・野口聡一さんがこどもたちと共に明るい未来について考える