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SDGsに配慮した次世代型デバイス「WitH」を提供するHTLは、3月24日に「SDGs時代のモノ選び」に関する意識・実態調査の結果を発表。働く人の約7割がSDGs関連商品の購入経験がある一方、「デジタル機器」選びではSDGsの視点が抜け落ちやすい傾向にあることが判明しました。
同調査は20~60代の有職者500名を対象に実施されました。「SDGsに関連する商品を購入したことがありますか?」という質問では、7割近く(67%)が「ある」と回答。実際に購入したことがある商品としては、「使い捨てをなくすように作られた商品」(75%)、「廃棄物を減らすように作られた商品」(72%)、「リサイクル素材で作られた商品」(45%)が多く挙がりました。
次に、SDGs関連商品を購入したことが「ある」と答えた人に「購入した商品のジャンル」を聞いたところ、「日用品」(78%)が最も多く、「食品・飲料」(59%)、「ファッション」(27%)と続きました。「デジタル機器」と答えた人はわずか7%に留まり、大きな偏りがあることがわかります。
さらに「デジタル機器は購入時にSDGsの視点が入りにくい/抜け落ちがちだと思いますか?」と聞いたところ、実に70%が「そう思う」と回答。その理由としては「いざ買うときには価格や使い勝手などに目がいきがちで、SDGsにまで考えが至らない」(38歳・男性)、「どのようなデジタル機器を選べばSDGsへの配慮につながるのかが想像できない」(47歳・女性)、「SDGsをアピールしているデジタル機器が少なく、目が行かない」(29歳・女性)といった声が寄せられました。
しかし、実はデジタル機器はSDGsと密接な関わりがあり、世界の電気電子機器廃棄物(電子ごみ)の発生量は5,360万トンにのぼっています(2019年国連調査より)。電子ごみは水銀をはじめ、人間の脳や協調系統に損傷を与える有毒な添加物または有害物質も含むため、健康や環境に害を及ぼすといわれています。デジタル機器の廃棄を削減するうえでは、商品選びが大きなポイントになります。
こうした現状について、環境ジャーナリストの竹田有里さんは「今回の調査では、多くの生活者がデジタル機器を選ぶ際に『環境への負荷』を見落としがちであることが明らかになりました。環境に配慮したデバイスも出てきてはいますが、他のカテゴリに比べてフォーカスされる機会は少なく、どうしても価格やデザイン、スペックが優先されがちになってしまうと言えるでしょう」とコメント。
さらに「先進国で使われなくなった電子ごみが、発展途上国に不正に輸出されてしまっていることも大きな問題と言えます。本来、有害物質を含む機器の輸出はバーゼル条約に違反をしているのですが、『廃棄物』ではなく『中古品』を装って大量に運ばれているのが現状です」と指摘し、「発展途上国では、現地に住む人が生活費を稼ぐために、電子ごみの中から金属を回収しようと危険を冒してデジタル機器を燃やしたり、破壊したりしているという現状があります」として、幼い子どもたちや妊婦までもが有害物質を吸い込みながら働いているという現実を教えてくれました。
また、竹田さんはSDGsへの貢献につながるデジタル機器の選び方・付き合い方として「『ミニマルな選択』をすることも、SDGsを意識したモノの選び方のひとつです。パソコン・スマホ・タブレットなどのデバイスを集約することができれば、多くのデジタル機器を所有しなくて済むようになります」と提言しています。
「WitH」本体にはOSもCPUも入っていなので「電子ごみ」の原因となる買い替えの必要がなく、キーボードを360°回転すれば、タブレットとして使用できるので、一人で複数のデジタル機器を所有しなくて済みます。また、ビジネス利用向きとして、スマートフォンに「Windows 365」を導入すれば、クラウドPCのように使うことが可能です。
商品の詳細や問い合わせは「WitH」公式サイトをご確認ください。
「WitH」公式サイト:http://smd-with.com/