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キッザニアの創始者ルイス・ラレスゴイティ氏が開業した『カンドゥー』は、“楽しみながら学ぶ”をコンセプトとしたエデュテイメントテーマパーク。約30種類のお仕事体験を、子どもだけではなく大人も一緒に体験できる施設です。
数ある仕事のなかでも、小さいお子さんには馴染みがないと思われるボートレーサーですが、サッカー選手や野球選手と同じくプロアスリートであり、選手になるためには「ボートレーサー養成所」に入所し、厳しい訓練を重ねて技術や知識を学びます。レースではモーターのメンテナンスから操作にいたるまでの全てを選手自身がおこなうため、勝つためには体力や運動能力だけでなくメカニックの力も必要です。
ボートに搭載するモーターやプロペラなどは、公平性を期すためにレース前に“抽選”で決められます。選手はそれらをレース当日の天候やレース場の特徴にあわせてカスタマイズし、ボートのパフォーマンスが最大限発揮できるように調整しなければなりません。お仕事体験では、ボートに積むモーターを抽選で決める課程なども組み込まれており、モーターの抽選・組み立て・搭載→ボートレース参加(操作)→結果(順位)までを楽しく学べます。
響くエンジン音、VRを駆使した操作、レース中に操縦席の前方から風と水しぶきが飛んでくる効果など、リアルにつくり込まれた設定が臨場感をアップさせ、本物のレーサーになった気分を味わえます。また、レースに勝つと賞金としてカンドゥー通貨「カッチン」がもらえるなど一攫千金のチャンスも。もらった「カッチン」でカンドゥー内で買い物をしたり貯金したりとお金の使い方も学べます。
オープンに先立ち一足先に体験した子どもたちからは、「ハンドルを動かすのが楽しかった!」「自分でモーターを組み立てたりするのに興味がある」「1番になるために競い合うのがいい」などの声が寄せられ、なかには、「某カートゲームみたいでワクワクした!」「飛んでくる水しぶきが、ちょっとこわかった…」などの声も。女の子の参加者たちが楽しそうだったのも印象的でした。
ちなみに、女性選手の活躍が期待できるのもボートレーサーならでは。一般的なスポーツ競技では、男性と女性が同じ条件下で勝負することはほぼありませんが、ボートレースではそれぞれに定められた最低体重制限を除いて同じ条件で競い合います。
一般財団法人BOATRACE振興会では、「体験を通じて、楽しみながらプロアスリートであるボートレーサーという職業を子どもたちに認知していただくとともに、プロスポーツとしてのボートレースの魅力や迫力を伝えることで、将来のファンの育成を図りたい」としており、今後の展開としては「出張カンドゥー」をボートレース場で実施することも計画しているそうです。
■「カンドゥー」
場所:千葉県千葉市美浜区豊砂1⁻5「イオンモール幕張新都心 ファミリーモール3F」
時間:(1部)10:00~14:30 (2部)15:30~20:00
休日:不定休 対象:3歳以上 詳細は https://www.kandu.co.jp/ まで。