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元バドミントン選手、河合紫乃選手は度重なる怪我と手術の後遺症で両下肢機能不全、左下肢不全麻痺になりました。2018年から車いすフェンシングに転向。翌年のW杯で3勝するなど急成長を遂げています。現在は2024年のパリパラリンピック出場を目指しつつ、アスリートモデルとしても活動しています。
河合さんがワクセルを通して参画しているのは「障がい者スポーツ支援プロジェクト」。河合さんは「私も6年前まで健常者だった。私という存在や障がい者スポーツを多くの人に知ってもらい、元気を届けたい」とし「明日、急に歩けなくなるかもしれない。だから、今を一生懸命生きてほしい」と訴えます。今後も講演会や番組制作などで、精力的に情報を発信していく予定です。
ワクセルという言葉は「ワクワクするアクセル」から生まれた言葉です。「羽生結弦選手も4回転アクセルに挑戦している。フィギュアスケーターとしてアクセルは大事なジャンプ。だからワクセルに興味を持った」と話すのは、名取良子さん。世界アダルトフィギュアスケート選手権を優勝するなど、アスリートとして確かな実績を持っています。一方、2018年にスケートインソール株式会社を設立。AIによる姿勢や歩行分析データを基に作成する「東京インソール」が、世界各国で注目を浴びています。
名取さんは「フィギュアスケートのインソールが転倒予防や歩行支援に役立つことを知り、高齢者向けインソールの開発にも着手。100歳まで表彰台を目指せる社会の実現を目指している」と展望を語りました。
8人のプレゼンはどれも非常に興味深く、つながりたくなるようなプロジェクトでした。当日、名取さんは壇上で「アスリート社長の会を立ち上げ、スポーツからビジネスのスキルを生み出す活動をしていきたい」と発表。これもまた走り出しています。
スピーディーにつながり、社会課題を解決するワクセル。確かにそれは、ワクワクしますね。