たためるバイクや目と目でコミュニケーションできるモビリティ まさに“おもちゃ箱”な空間だったICOMAブース【ジャパンモビリティショー2025】
10月30日から11月9日にかけて東京ビッグサイトで開催されたジャパンモビリティショー2025。Tokyo Future Tour 2035エリアのICOMAブースでは、公道を走行できる折りたたみ電動原付バイク「TATAMEL BIKE(タタメルバイク)」をはじめとした個性豊かなモビリティを出展。「We are TOYBOX company!」のコピーどおり、未来のおもちゃ箱のような空間が楽しめました。
スーツケースサイズから小型バイクに変形するタタメルバイク
TATAMEL BIKEは、最高速度45km/hで航続距離30~70km/hの原付電動バイク。ジャパンモビリティショーではtarou2氏、藤島康介氏とコラボしたモデルを展示しました。コラボモデルも通常版と同様、メーカー希望小売価格49万8000円から購入可能。
たたんだ状態ではスーツケース程度のサイズで、ハンドルを出すと車輪を転がして移動が可能。ハンドルを起こして車輪を引き出すと乗車できる小型バイクに。取り外し可能なバッテリーは、100V電源に接続して3時間でフル充電にできます。
サイドパネルは付け替えができ、気分や服装に応じて着せ替えが可能。金型を使わず、板金と3Dプリンタを使った製造方法で適量生産を行うため、製造の初期費用を抑えられカスタマイズが容易なことも大きな特徴です。
1/12スケールで実際に変形もできるカプセルトイも11月から発売予定。
目と目でコミュニケーションできるモビリティ
折りたたみ電動バイクを発展させたコンセプト展示が、ロボティクスモビリティの「tatamo!(タタモ)」。たたんだ状態でフロントディスプレイに表示される目に表情があり、目と目でコミュニケーションできるのが特徴です。首を左右に振ったり、頭をなでるとうれしそうに反応するなど、愛嬌のあるリアクションを見せてくれます。
ハンドルを展開して180°回転させると、フロントディスプレイがバイクのメーターに。後輪を引き出してバイクとして乗ることができます。
プロポーションや変形機構、ユースケースを検討した1/6のコンセプトモデルも展示。おもちゃとして試作したことで、表情が変わるフェイスモニターなどユニークなアイデアが生まれたようです。
オリジナルの変形ロボットも出展
おもちゃ箱感のあるブースの中でも、ひと際おもちゃとしての存在感を放っていたのがBRAVE ROBOTICSが展示していた「ファイバリオン」。4輪EVミニカーが人型ロボットに変形するモビリティとして開発中で、人型ロボットやビークル形態ののコンセプトモデルと関節に使用するアクチュエーターの試作品が展示されていました。