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11月11日(月)から品川インターシティで品川国際映画祭が始まった。選りすぐりのショートフィルムを中心に全34作品を無料上映(一部有料)。フードコーナーも設置され食事をしながら、飲みながら、気軽な鑑賞が可能だ。映画祭は16日(土)まで毎夜開催される。
今回で6度目の開催を迎える品川国際映画祭。11日夜に行われたオープニングセレモニーでは、日鉄興和不動産のCMキャラクターを務める女優の井桁弘恵さんを始め、俳優の別所哲也さん、俳優でアーティストの森崎ウィンさんが登場し、イルミネーションの点灯式も行われ華々しい開幕を迎えた。
「テーマである“つなぐ・つながる品川”は、人と文化をつなげる、東京と地方をつなげる、日本と世界をつなげることです。パワーアップして3つのスクリーンで上映します。実はここ品川はIT関連企業も多くいらっしゃるので、未来を空想したSF映画作品を特集したりしています。ぜひお楽しみください」と、主催する日鉄興和不動産株式会社代表取締役の三輪正浩氏。
ショートショートフィルムフェスティバル&アジアを主宰する別所哲也さんと、ショートフィルムを監督した森崎ウィンさんのトークセッションでは映画人ならではの撮影秘話など、終始和やかなムードに包まれた。そしてショートフィルムはメッセージ性が高いものが多い、映画はどこかへ連れて行ってくれるシネマトラベルを楽しんでほしいと改めて映画についての魅力を語った。
品川国際映画祭の会場は、JR品川駅港南口(東口)から直結する品川インターシティを中心に行われる。ビルが見下ろす緑の空間、夜はイルミネーションが目印だ。遠くで電車が走る音がしているのもまたいい。
映画祭ではスクリーンは3つ。屋外広場に設置されたメインのスクリーン“つなぐ・つながる”Theaterとアトリウムの建物内にある“Power of Cinema”Theater、そしてアトリウム対面の品川グランドコモンズイベントプラザにある“Future Prediction”Theaterだ。
“つなぐ・つながる”Theaterでは、上映時間25分以下のショートフィルムが上映され、短い作品で5分というものもある。森崎ウィンさんが監督を務め、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアでグランプリを受賞した『せん』も上映する。
“Power of Cinema”Theaterでは地方をフォーカスしたフィルムやトークなどを展開。オープニング日には写真家の志津野雷氏が撮影した北海道道東の猟師のドキュメント映像の上映とともにトークセッションが行われた。
“Future Prediction”Theaterでは、三輪社長が紹介していたSF映画の傑作選が上映予定、ハリウッドのヒット作品が揃い踏みだ。
本映画祭をプロデュースするのは、国内外でアウトドアシアターを手がけるシネマ・キャラバン。無機質な高層ビルに囲まれた会場に自然素材のナチュラルな雰囲気が漂う。そして、会場ではフードとドリンクの出店もあり、食事も楽しむことができる。メニューは煮込みやジビエドッグ、カレーと多彩。ジャックダニエルとブリュードッグもあり、ほろ酔いでくつろぎながらの映画鑑賞ができてしまう。
ショートフィルムは長くても25分。待ち合わせまで、新幹線の時間まで……。ちょっと飲み物でも飲みながら……。連日飲食ブースは17時からオープン(16日は11時から)、18時からは音楽が流れ始める。日本一気ままで気軽な映画祭? さっそく今宵訪れてみては。上映スケジュールはホームページをチェック!
品川国際映画祭
開催期間:2024年11月11日(月)〜16日(土)
https://www.shinagawa-cinema.com/