大ヒット『呪怨』シリーズの清水崇監督最新作、『あのコはだぁれ?』が現在全国公開中です。

本作は、とある夏休み、補習授業を受ける男女5人の教室でいないはずの“あのコ”が怪奇を巻き起こす学園ホラーです。今回、映画初主演にして本格演技初挑戦となる渋谷凪咲さんが、夏休みの補習クラスを担当する臨時教師・君島ほのかを演じています。

その公開を記念して本作の撮影現場の様子を一部、お届けします。

■公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/anokodare-movie [リンク]

今回、鑑賞した方の間で話題に上がっているゲームセンターのシーン。物語のメインの舞台になっている学校だけではなく、「ゲームセンターのシーンでは、小中学生でも知っていて、大人も夢中になっている日本ならではのものを恐怖表現のアイテムに取り入れました。小中学生は思いがけない発想をするから、その年ごろの子たちの琴線に触れてくれたらいいなと思ったんです」と清水監督は説明します。

また、「今回は特に大人がバカバカしいと言って切り捨てる、あり得ないことを敢えてやりたくて。この映画はあり得ないことを自由に超越して、“ああ、なるほど”って思わせてしまう力を孕んでしまいたいと発想しているんです。タイトルにもある“あのコ”は実は特定の一人を指しているわけじゃないんです。ほのか、校長、母親…各キャラクターにとっての“あのコ”が浮き彫りになってくるドラマ展開でも楽しんでいただけたら」と、本作に込めた想いを語っていました。

特に今作では、「同じことをやっていても僕自身面白くない」と訴える清水監督の趣味や遊び心、やりたいことがすべて盛り込まれ、前記のゲームセンターのシーンでは、思いもよらぬ衝撃的な形で“あのコ”が登場かと思えば、監督が最も得意とする家のシーンでは、おぞましい描写の連続で畳みかけ、観る者を震撼させます。

以下は、主演の渋谷さんのコメントです。ガジェット通信では渋谷さんのインタビューも掲載予定です!

■渋谷凪咲(君島ほのか役)オフィシャルコメント

「まさか清水崇監督の映画で主演をさせていただくとは想像していなかったです。撮影前に、清水監督が『今回は、“渋谷凪咲”の新たな一面を引き出したい』と言ってくださり、まさに私自身も“自分の知らない自分を探したい、新しいことに挑戦していきたい”という気持ちがアイドルを卒業したきっかけでしたので、このお言葉がすごく嬉しかったです。ホラー映画の現場は初めてでしたが、和やかな雰囲気で、すごくワクワクしながら撮影に臨みました。私も普段は怖がりなので、怖いものが苦手な方には、“私もスクリーンの中で、一緒に怖がっているから大丈夫!(笑)”と思っていただいて、夏休みはぜひお友達を誘って映画館でワイワイ楽しんでいただけたら嬉しいです」

(C) 2024「あのコはだぁれ?」製作委員会

(執筆者: ときたたかし)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 撮影現場レポート:タイトルにもある“あのコ”に込められた想いとは……清水崇監督最新作『あのコはだぁれ?』