フジテレビが運営する動画配信サービスFODにて、ドラマ「パーフェクトプロポーズ」が全話配信中です。

本作は、累計発行部数21万部を超える“鶴亀まよ”による同名作の漫画を原作としたBLドラマ。仕事でパワハラ上司にプレッシャーをかけられ、眠れない毎日を送る主人公・渡浩国(わたり・ひろくに)の疲れた心を、家事能力抜群の年下クール男子が美味しいごはんで癒す、ドキドキの同居生活を描きます。

主人公の渡浩国役を現在放送中のドラマ『春になったら』に出演するなど、今話題の若手俳優、金子隼也が演じ、相手役の年下クール男子・深谷甲斐(ふかや かい)役を、2022年のデビュー後から、ドラマ『silent』や映画『身代わり忠心蔵』など話題作に出演する注目の若手俳優・野村康太が演じます。

金子さんと、野村さんのお2人に作品の見どころや、お互いの印象の変化などお話を伺いました!

――とても素敵な作品となっていますが、出演が決まった時はどの様なお気持ちでしたか?

金子:オーディションで一度本読みをした際は、「もうちょっとコメディに寄せてほしい」と言われました。ただ、思うようにできなくて、(もうちょっと振りきってやればよかったな…)とオーディション後に考えるところがあったので、落ちたかもしれないなと正直思っていました。結果が出るまでも時間があいたので、まさか自分が主演をやらせて頂けることになるとは思わず、決まったと聞いた時は驚き半分とうれしさ半分でした。

野村:出演が決まったのを聞いたときに、まずW主演ということにすごく驚きました。原作を読んだ時、僕が演じる甲斐は自分とすごくかけ離れた性格だったので、僕にできるのかという不安も少しありました。

――原作や台本を読んだ時はどの様な感想を抱きましたか?

金子:原作を読んで、人の優しさやぬくもりを感じて、とてもほっこりする物語だと思いました。浩国と甲斐の関係性が徐々に変わっていくところは、原作でも台本でも魅力を感じた部分です。

野村:最初の本読みでは、自分が考えたことを監督とたくさん話し合うところから始めました。金子くんも言っていたように、本当に心が温まる物語で、愛し愛されることの尊さ、当たり前の生活の大切だなど、気付かされることがいろいろあるなと思いました。

――第一印象と、それが変化していった部分はありますか?

金子:僕よりも4歳も若いということにまず驚いて。実際に会ったら今度は身長がめちゃくちゃ高いことに驚きました。これまで、見上げるくらい背の高い方とご一緒することはあまりなかったので新鮮でした。背が高くてスタイルも良くてかっこいいというのが野村くんの第一印象です。撮影が進んでいくと、意外とおっとりした性格なんだなということが分かりましたし、人懐っこい所もあってかわいいなって思いました。その一方で、僕の方が年上だということを忘れてしまうくらい大人びているところも多くて。一緒に撮影するのがとても楽しかったし、居心地が良かったです。

野村:嬉しいです!(金子さんは)最初はものすごく静かという印象でした。お互い人見知りなので、最初の本読みの時は距離が縮められなくて……。読み合わせや現場を重ねていくうちに、本当はすごく明るくてお茶目なんだなという一面が見えてきました。あと兄貴感というのかな、面倒をみてくれる感じがすごくあって、いいお兄ちゃんです。現場では何度も助けられました。話していくうちに、お互いにすごいサウナ好きということも分かって。おすすめのサウナの情報交換で盛り上がったことを覚えています。

――金子さん演じる浩国、野村さん演じる甲斐。お互いが演じる役に感じた魅力を教えてください。

金子:甲斐は自分の中に抱えているトラウマや悩みがありつつも、そこを隠して浩国に対してとても優しくて。どんな状況であっても、浩国を包み込んであげようとする優しさにキュンとしました。あと、やっぱりクールでかっこいいキャラクターだなと改めて思いました。

野村:浩国はとにかく優しい心の持ち主です。金子くんが演じる浩国は甲斐の行動をすごく受け入れてくれていることを実感しました。甲斐の積極的なアプローチへの反応、その表情や行動がすごくかわいいなと思います。

――お互いが役に似ていると感じた部分はありますか?

野村:めっちゃ優しいところ!ここが共通点だと思います。撮影で思いやりを感じることが何度もあったし、浩国が甲斐を家に住まわせてくれて向き合っている感じというのかな。自分を見てくれる感じが金子くんとすごく似ていると撮影中、何度も思いました。

金子:ちょっと鋭いところです。野村くんは普段おっとりしているけど、鋭いと感じるところもあって。撮影を通して野村くん本人と役とのギャップを感じることがとても新鮮でキュンとしていました。

野村:嬉しい!

――本作は美味しそうなお料理も見どころの一つとなっていますよね。

金子:撮影の合間で、お昼休憩が近い時にはお弁当ではなくて劇中で余った料理を食べたいです!と言って食べさせてもらっていました。

野村:フードコーディネーターさんが作ってくださるんですけど、撮影中に良い香りがしてきて、お腹すいた〜!って。

――印象に残っているメニューはありますか?

金子:目玉焼きの乗っている焼きそばです。僕は焼きそばに目玉焼きを乗せたことがなかったので驚きつつ、食べてみたら美味しくて。それからは家で作る時も目玉焼きを乗せるようになりました。

野村:生姜焼きが1番美味しかったのと、僕はこれまで天津飯があまり食べられなかったんです。でも撮影で天津飯が出てきて、ちょっと1口食べてみようと思ってチャレンジしたらすっごく美味しくて、もうずっと食べていました。

――お2人の食生活にも影響があったわけですね!劇中では甲斐が見事な手さばきで料理を作ってくれますが、野村さんご自身もお料理はしますか?

野村:甲斐は料理が得意なのですが、僕は料理をあまりしたことがなくて…。どうやったら上手に作っているように見えるのかなと相談しながら撮影していました。実際には金子くんは料理が出来てカッコ良いんです。今度教してもらいたいです。

金子:教える、教える!でも途中で投げ出しそうだよね(笑)。

野村:隼くん出来たよって言って、全然出来ていなそう(笑)。

――逆に野村さんは金子さんにどんなことを教えたいですか?

野村:筋トレが好きなので、ジムに行ってパーソナルトレーナー的なことが出来たら嬉しいなと思います。

――料理と筋トレ、両方出来たらパーフェクトですね!本作は恋愛ドラマなのですが、それ以上に「人間が生きていく上で大切なこと」が描かれていると思います。お2人は過去に落ち込んで立ち直ったことや誰かに助けてもらった経験はありますか?

金子:高3の時に将来について悩んでいて、1ヶ月間ぐらいずっと落ち込んでいました。そんな時に友達に誘われて、『湯を沸かすほどの熱い愛』を観て、将来を決めました。気持ち的に落ちていたのに、とても感動して号泣して。観客の心を動かせる人ってすごいなと思って、自分は俳優になりたいと思いました。

野村:僕は学生時代にずっとバスケをやっていて、スランプみたいな時期に入っちゃったことがあって。何やってもうまくいかない、自分の思い通りにプレー出来ない時期があったんですけど、寮生活をしていたので、寮の仲間やチームメイトがすごく励ましてくれました。その時に仲間の大切さを強く感じました。

――素敵なお話をありがとうございます。OCTPATHの『Daydream』が主題歌となっていますが、金子さんはOCTPATHの太田さんが“推し”でいらっしゃいますよね。

金子:ドラマを盛り上げてくれる曲であり、メロディーも心地良く、世界観にピッタリなので嬉しいです。太田さんのことは「Produce 101 Japan season2」からずっと1pick(一推し)で。こうして関わることが出来て本当に嬉しいです!

――とても素敵な楽曲ですよね!最後に、お2人が特にキュンとしたシーンを教えてください。

金子:3話で甲斐と一緒に寝るシーンです。突然無言で布団に入ってくるところに甲斐らしさを感じつつ、浩国と距離を詰めたいという思いが見えてキュンとしますし、ここから何かが始まりそうな予感がするといいますか。僕自身、映像を見ていて「おおっ」となりました(笑)。

野村:1話で浩国が甲斐に「これからも晩飯作ってくれよ」と、甲斐に気を使わせずに家に泊まることを許すシーンです。浩国は昔と変わらず優しい心の持ち主だなとキュンとしたのと、あと、最終回で浩国が甲斐に思いを伝えるシーンもすごくグッとき他のでぜひ注目していただきたいです。

――今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!

撮影:オサダコウジ

ドラマ「パーフェクトプロポーズ」 
FODにて全話配信中(全6話)
出演:金子隼也、野村康太
入江甚儀、木下彩音、高橋璃央、林裕太/田中幸太朗、岩瀬亮/北見敏之
原作:鶴亀まよ「パーフェクトプロポーズ」(海王社「GUSH COMICS」刊)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ドラマ「パーフェクトプロポーズ」金子隼也&野村康太インタビュー「人の優しさや温もり、愛し愛されることの尊さを感じる作品」