『水曜日のダウンタウン』(TBS系/2024年2月14日放送回)にて、1年半前の騒動についての続編企画が行われた。

発端となったのは、2022年7月6日に同番組にて放送された「説教早帰らせ選手権」で、仕掛け人の芸人・チャンス大城がターゲットとして、後輩のインタレスティングたけし(以下、インたけ)を指名。

企画は無事成功したのだが、インたけの喋り方に特徴があり、吃音協会や一般視聴者から「差別と偏見を助長する」といった抗議文が届くなど、問題視する声が番組に多数寄せられるという騒動に発展した。

しかし、インたけは、無滑舌芸人として普段から自分の滑舌をネタにして活動。番組サイドも喋り方について触れることもなく、揶揄する意図もなかった。

当時のオンエアについてインたけ本人は「めちゃくちゃ反響ありました。一週間くらい携帯が鳴り止まなかった」「逆にこの喋り方とネタで名前も覚えてもらえたりするし、笑ってほしい」と喋り方も含めて自分の個性と語り、当時の企画自体は喋り方をいじる部分はなかったため、その反響に母親と共にとても困惑したようだ。

この騒動からテレビに出演していないインたけが消えてしまわないように、続編企画を実施。今回は仕掛け人として番組に参加し、今度はチャンス大城をターゲットに「芸人引退ドッキリ」を仕掛けることに。

前回の騒動をきっかけに限界を感じ、芸人を引退すると打ち明ける仕掛け人のインたけに対し、チャンス大城は「個性だよ、全然マイナスじゃない」と必至に説得した。

スタジオゲストの伊集院光は「テレビでほとんど言ったことないけど、5歳上の兄がかなり強い吃音なんですよ。それでからかわれているのもずっと見てきたし」と吐露。

そして、「笑われるということをこちらがわかってやっているのは、“俺が笑わせている”ということじゃん。これは武器に転換されて、お笑いになるとコンプレックスは全部武器だと師匠にも言われた」、「俺は芸人の好きなところは、もしかしたら一般生活でつらいこともある特徴がみんなに喜んでもらえる、こっちはそれをわかってやってる、という関係ができる、“世界一素晴らしい職業”だと思っているから。もちろん苦労している人がいっぱいいるし、そのご家族もいるから色々言いたくなるのはわかるけど、そこはちょっとわかってほしいな、と思っちゃう」と熱く語った。

「テレビに出ているインたけと同じ吃音だからこの人も同じ気持ちなんだ、と思うのは大間違い。だけど、インたけ面白いじゃん、に関しては問題ないとしてほしい」と切望。

インたけ本人は「“吃音の人も好きな職業を選べる”と僕を見て勇気づけられる事も絶対あると思うので、いっぱいテレビに出たい」と前向きな気持ちを述べた。

なお、ドッキリだとネタバラシすると、涙を流していたチャンス大城だったが、「テレビテレビって、俺テレビ出られないから辞めるってなんやねん!ってむっちゃ腹たってきて。1回水ダウ出て調子乗ったな、って。普通にネタが弱い」とインたけに本音をぶつけ指摘した。

『水曜日のダウンタウン』2月14日(水)放送回は2月21日(水)21:59までTVerで無料見逃し配信中。

https://tver.jp/episodes/epocrgw2m4[リンク]
水曜日のダウンタウン
世間を騒がせたあの放送から1年半…インたけこと、インタレスティングたけしが再登場! ほか
TBS
2月14日(水)放送分
2月21日(水)21:59 終了予定

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 伊集院光「お笑いになるとコンプレックスは全部武器になる“世界一素晴らしい職業”」水ダウ吃音騒動 続編企画放送でコメント