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イケア・ジャパンは、スマートフォンやタブレットのIKEAアプリ上で自分の部屋の空間をスキャンして、既に配置された家具を消したり新たに追加して部屋をデザインできるツール「IKEA Kreativ/イケア クリアティーヴ」を2月27日にリリースします。事前にIKEA Tokyo-Bayの店舗で体験してきました。
Kreativは、IKEAのフランチャイズを擁するIngkaグループが買収したシリコンバレーのAI企業Geomagical Labsが開発した機能。AIアルゴリズムとコンピュータービジョン技術により、スキャンした空間を正確に把握してデジタル空間を生成します。
まずIKEAアプリからKreativを起動して、部屋のデザインしたい場所をスキャンします。今回はルームセット全体が入るように、少し引いた位置からセット全体をスキャンしてみましたが、実際にはソファを置きたいエリア、机を置きたい壁など、デザインしたい場所を納めればOK。スキャンしたい空間の中心にカーソルを合わせて、タップで決定します。
すると部屋の空間に1~5と表示された5つのターゲットが現れるので、カメラを向けてカーソルを合わせ、順番にスキャンしていきます。
5つのターゲットすべてをスキャンできたら、部屋の画像の取り込みが完了します。
続いて、部屋の画像とカメラ画像の位置を合わせ、スマホやタブレットを持ったまま空間に8の字を描いて動かします。これにより空間をスキャンできるとのこと。実空間をスキャンする以外にも、既に登録された部屋のテンプレートを使ってデザインを進めることもできます。
スキャンした部屋から、家具や照明などのオブジェクトを一括で消したり、一部の家具を残して消したりしてデザインを進められます。
IKEAのカタログから家具を選んで、デジタル空間の任意の場所に配置することができます。壁や柱、他の家具と干渉する場合は置くことができないので、実際に部屋に置いたイメージに近い形で検討が可能になります。カタログから配置した家具は、回転させることも可能。
配置した家具で購入金額を見積もったり、そのままオンラインで購入することもできます。スキャンデータはアプリだけでなく、パソコンからも利用可能。
スキャンした部屋のデジタル空間をデザインできるIKEAアプリの新機能「Kreativ」を体験してきました。部屋の中心決め→マーカーのスキャン→8の字に移動、でスキャン完了。あとは家具を消したりカタログから追加して実際の部屋のイメージどおりにデザインができます。2/27リリース pic.twitter.com/awH2JNZe89
—宮原俊介@getnews.jp (@shnskm) February 13, 2024
IKEA Kreativは、2月27日からIKEAアプリとウェブサイトで提供を開始。部屋のスキャンはアプリからのみ利用でき、空間のデザインにはIKEA Familyへの会員登録が必要です。