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2025年4月13日(日)~10月13日(月)まで「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」に出展する水上ショーのタイトルが、「アオと夜の虹のパレード」に決定。ストーリーを紹介するウェブサイト(https://www.expo2025.airandwatershow.jp)も公開となっている。
「アオと夜の虹のパレード」は、水、空気、光、炎、映像、そして音楽を駆使して、生命(いのち)の物語を壮大なスケールで描くスペクタクルショー。万博を象徴するエリア「ウォータープラザ」で、万博会期中の毎日、日没後に開催される予定となっている。
<ストーリー>
月夜に虹がかかる時、その島では生きものたちによる祝祭が開かれるという。
そんな言い伝えが残る島で、ひとりの子ども「アオ」が夜の虹と出会う。
繰り広げられる祝祭に歓喜するアオが、多様な生きものたちと交わり心を通わせていく
不思議な物語。
水上には、幅約200メートル、奥行き約60メートル、ショーエリア面積約8800平米の巨大な舞台空間が誕生し、舞台の中心には、水のスクリーンをつくりだすモニュメント「ウォーターカスケード」が建設される。エリア内には高密度で張りめぐらされる約300基の噴水をはじめ、照明やレーザーなどさまざまな演出装置が設置され、音楽と共鳴し合い、物語を体感できるスペクタクルショーが実現する。
この水上ショーは、サントリーホールディングスとダイキン工業が、未来社会ショーケース事業および催事企画コンテンツの一つとして出展するもので、何十億年にわたり地球のすべてを見てきた「水」と「空気」の物語を体感してもらうことで、より良い未来につながる新しい気持ちが生まれてほしいとの願いが込められている。
<コンセプト>
水と空気は何十億年も昔にこの星に生まれました。そして私たち人間を含むすべての生きものは、水と空気を共有し、生命(いのち)と進化のバトンをつないできました。「もし、地球のすべてを見てきた水と空気に話を聞くことができたなら、地球上に起きたいろんな話を教えてくれるのではないか?そして、人間が今後進むべき未来へのヒントをくれるのではないか?」。そんな着想からこのコンセプトに至りました。
気になる制作体制だが、小橋賢児氏が催事プロデューサーを務める大阪・関西万博催事企画コンテンツの一つとして、世界的に活躍するクリエイターが集い、ショーの企画制作を手がけている。
企画・原案にはTOKYO2020パラリンピック開会式「PARAde of ATHLETES」にて、カラフルなプロジェクションマッピングの演出を手がけたクリエーティブ・ディレクターの田中直基氏。音楽は2023年Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」にも選出され、国内外で幅広く活動する作編曲家 / 音楽プロデューサーの菅野よう子氏、制作には20年以上にわたり世界的なイベントやショーを企画開催してきたフランスの制作会社ECA2が参画している。
▲<企画・原案 田中直基>
クリエーティブ・ディレクター/ Dentsu Lab Tokyo
言葉、映像、デザイン、テクノロジーなど、課題に適した手段でニュートラルに企画し、国内外で活動するクリエーティブ・ディレクター。TOKYO2020パラリンピック開会式の「PARAde of Atheletes」や、ALSのクリエイターと共に新しいコミュニケーションツールを開発する「All Players Welcome」などボーダレスで力強い表現とメッセージを発信し続けている。国内外で受賞多数。
▲<音楽 菅野よう子>
作編曲家 / 音楽プロデューサー
東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」アニメ作品「COWBOY BEBOP(日/1998) (米/実写版/2021)」「マクロス」「マクロスFF」「攻殻機動隊」「攻殻機動隊 S.A.C」2019年天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典、奉祝曲「Ray of Water」の作編曲・指揮
2023年Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」に選出。
▲<制作 ECA2>
アートとテクノロジーから生まれる壮大で超越した多感覚体験を通し、忘れられないショーを制作するプロダクション。
35年にわたり、万博やオリンピック、テーマパークや観光地の常設ショー、その場所や都市、国にスポットライトを当てる一夜限りの一大イベントまで、数々のユニークな作品を生み出す。これまでに17カ国で60以上のショーを手がけているスペクタクルショーの専門チーム。