松本人志が、21日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、伊集院光を絶賛した。

この日検証されたのが、「昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説」。常識に照らし合わせてもあり得ないエピソードが詰め込まれたフェイク映像をZ世代に見せたあと、続けざまに昭和世代の芸能人が、映像にちなんだウソエピソードを熱弁するというものだ。

最初のウソ映像が、乗車率700%の超満員電車に乗り切ろうと、屋根の上にまで乗っかる乗客がいたというフェイク映像。VTRはもちろん芸人も初見なのだが、伊集院は「法律で厳密に言うと“乗ってください”と言ってはいないが、ああしないと輸送ができない」と、もっともらしく補足。続けて「体力に自信がある人は乗るし、子どもや女性は“中に入ってください”ということをちゃんとやってた」と、アドリブで解説した。

ここで中尾彬が、「日大の相撲部の部員がバイトで雇われて、乗客を押し込んでいた」という唐突な話を始めた。これももちろんウソなのだが、Z世代の山之内すずから「意味は分かるが腑に落ちない」と疑問を呈された。

するとすかさず、伊集院が「混むシーズンとか混む駅は“押し屋”というアルバイトを募集する。体育会系の人たちは先輩のつながりで代々来てるから、Win-Winというか稽古にもなるし、時給もやっぱりいい」とナイスアシストし、乗り切ったのだ。

さらに伊集院は、鶏肉、牛肉など「その年の干支は食べることが禁止されていた」というトンデモ話に対しても「最後は外国の圧力で、どんどんうやむやになって撤廃された」と、いかにもありそうなことをプレゼン。

また「中学・高校の授業でお酒の練習日があった」という、これまた仰天のウソ話に対しても伊集院は、「今は絶対ダメだけど、百歩ゆずって、あの頃の時代をかばうならばだけど、お酒飲んで、“俺は弱いんだ”とか分かるじゃん。それもまぁ勉強というか、社会に出るから(飲めるかどうかは)すぐ分かったほうがいい」とフォロー。山之内は「20歳になってからワケ分からず一気に飲んで倒れたりするよりは、先生の目が届くところで……」と納得していた。

松本人志は「全部救ってくれるやん」「これもう、伊集院いなかったら終わってるよね」と感嘆。「伊集院のギャラは3倍ぐらいあげてもいいんじゃないか」とも語っていた。ネットでも、伊集院のフォロー能力に「伊集院さんの立ち回りに痺れた」「落語やラジオで鍛えてきた話術をどストレートに堪能できる回」「ただただ凄かった。 鳥肌ものでした」といった声が寄せられている。

(執筆者: genkanaketara)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 松本人志「伊集院のギャラ3倍」 『水ダウ』伊集院光の即興フォローにネットも大称賛