かまいたちのYouTubeチャンネルが9日、登録者数200万人を突破した。2020年2月20日に開設して以来、約3年での快挙達成だ。芸人のカテゴリーで見ると、中田敦彦(518万人)、江頭2:50(375万人)、カジサック(244万人)、ウエスP(241万人)、なかやまきんに君(211万人)に続いて6番目に多い。しかもコンビ芸人では初めての記録だ(霜降り明星は現在192万人、チョコレートプラネットは189万人)。

一体彼らのYouTubeチャンネルにはどんな魅力があるのだろうか?

このチャンネルの最初のスターは、かまいたちではなく、マネージャーをしている吉本興業の社員・樺澤まどかだった。「かわいすぎるマネージャー」として一躍注目を浴び、アイドル活動をスタート。このチャンネルでも頻繁に登場することで、登録者の増加にも良い影響をもたらしたのではないだろうか。昨年アイドルは卒業しているが、インスタのフォロワーは11万人と、独自のファンを持つ。

さらに秘密は、コラボ全盛期にあって、ほぼ他のタレントを呼ばず、かまいたちだけでトークしていること。レギュラー17本を抱える超売れっ子の彼らだが、2人だけで密になって話す番組はほとんどない。それだけに、彼らの趣味嗜好、またそれこそ思考が分かるYouTubeは貴重だ。

彼らはこんなことも言っていたという。「賞レースに芸歴制限で出られなくなったため、今はYouTubeが自分たちにとってのレース場である」と。確かに『キングオブコント2017』(TBS系)で優勝したり、2021年には「第56回上方漫才大賞 」を獲得するなど賞レースに強いイメージはあるが、『M-1グランプリ2019』(テレビ朝日系)では、M1史上最高得点を叩き出したミルクボーイの前に涙を飲んだ(同大会は準優勝)。それだけにYouTubeへの情熱はテレビのレギュラーに勝るとも劣らない。

さらにコンテンツも、シリーズ化できそうな企画を産むことで、次の視聴習慣につなげている。例えば、「SNS失敗先生」「痛風先生」など彼らがこれまでの人生経験をもとに教訓を語る「〇〇先生」、利きラーメン、利きポテトチップス、利きコンビニチキンといった「利き〇〇」、他には料理が上手い濱家隆一による料理企画もある。また、とにかくサムネのデザイン、文字のレイアウトが目を引く。

開設3か月後の2020年5月に登録者が50万人をクリアし、その約1年後の2021年3月に100万人に到達。ただし今回の200万人には2年かかっている。300万人の壁は厚いかもしれないが、その領域に是非とも辿り着いてほしいものだ。

(執筆者: genkanaketara)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 かまいたちのYouTube登録者数がコンビ芸人初の200万人突破! 躍進の秘密を考察してみた