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2018年にスタートした「グラビア・オブ・ザ・イヤー」(主催:グラビア・オブ・ザ・イヤー実行委員会、協力:キネマ旬報社・ガジェット通信)は、グラビアアイドルDVDの発売・販売会社のプロフェッショナルによって、売上、本人によるアピール、ファンサービス、話題性、情報発信などの活動を総合的に判断し、最もショップに貢献したアイドルを選ぶアワード。
2022年にグラビア界を盛り上げたと評価されたのは誰なのか。グランプリをはじめ、数々の賞を決定する選考委員会の様子をお届け。
<選考委員>(メーカー五十音順)
飯森弘憲氏/イーネット・フロンティア
五島信幸氏/エスデジタル
今野大輔氏/スパイスビジュアル
伊藤昇氏/竹書房
――第5回の「グラビア・オブ・ザ・イヤー」の選考会を始めます。まず、各メーカー様の推しのグラドルについてうかがいます。
伊藤(竹書房):まず何といっても、新人ながら一番売れた大葉めも。次に風吹ケイを推したい。風吹は他社でもとても売れていると聞いていて勢いがある。林田百加は写真集がDVDの2倍くらい売れた(笑)。それから前回グランプリだった藤乃あおいは、それなりの実績を残した。もう一人取り上げるとしたら真田まこと。「家ついて行ってイイですか」に出たら、放送している間に注文がどんどん入り、それから1か月くらい続いた。
飯森(イーネット・フロンティア):真田さんは多趣味な方で、特にゴルフはプロを目指せるくらいの腕前らしく、今後のグラビア活動についても伸びしろの期待値は高いかも。
伊藤:クリニックで看護師をしているので、あまり派手な活動は難しいかもしれないけど。
今野(スパイスビジュアル):ダントツは風吹ケイ。DVDを3枚出しているが3枚ともランキングはぶっちぎり。林田百加は12月発売のジャケットは今までのものと一線を画しているので期待値は高い。白波瀬海来は徐々に人気が出てきた。この子はボディボーダーで小麦色の肌は天然で、他社の日焼け跡のジャケットが印象的だったのでその路線にした。また、原つむぎは安定している。白川希美は勢いがあったので、ここで取り上げたい。
五島(エスデジタル):一番売れたのは石田桃香。圧倒的な売上で、最初で最後のDVDとなった。グラドルとして一推しは篠見星奈。チェキの出方、本数、本人の宣伝などのポテンシャルが高い。篠見さんは自身もオタク気質なので、ファン心理を理解していて、手厚いフォローなどがうまい。熊切あさ美は固定ファンが多いので「固い」印象。10年以上活動している子は強い。定期的にテレビに出ているのも大きい。美音咲月は卒業前にリリースしたけど、ファンサービスが優れているので結果に結びついた。清水あいりはテレビ出演が増えたことにより新しいファンがつくようになった。
飯森:清水さんはテレビ、YouTubeでの露出により若い女の子のファンが増えていそう。
五島:エロ可愛い&あざとさが受けている印象。
飯森:推すのは、数字が安定している未梨一花と柳瀬さき。未梨さんは、DVDのほかに写真集・カレンダーなど全方位で活躍。現在英語とハングルを勉強していて、将来ラジオの仕事をしたいと思っている努力家。柳瀬さんは顔と声が凄く可愛いし愛嬌がある。去年、ネクスト・ブレイクだった佐々木萌香はその賞を効果的に利用しバリューが上がっている。爆乳が多い中で、あえて木更かのんにも注目。プリンとしたヒップをしていて、「すみっコぐらし」のキャラクターが大好きという可愛いところがある。それから名前を挙げておきたいのは新井萌花、元気で明るい岡本杷奈になります。
――風吹さんの勢いがすごそうですが、グランプリはどうしましょう。
飯森:風吹さんは誰がみても、推すことは間違いないと思われる。
今野:勝手に売れた(笑)。
飯森:今年の代表として、超新星の風吹ケイ以外にいない。
今野:江頭2:50が風吹さんを好きで、江頭さんのYouTubeチャンネルに出演したこともあり、グラビアを知らない層にも浸透した。
▲風吹ケイがグランプリに決定!
五島:篠見星奈を新人賞として推したい。販売実績の上でも評価できる。来年にも期待したい。
伊藤:篠見さんはデビュー作にしては売れた。
▲篠見星奈が新人賞に
五島:未梨一花は風吹さんが現れなかったらグランプリかも。
今野:未梨さんには来年も期待している。
伊藤:グラマーなので、ゴールデン・グラマー賞でどうでしょう。
飯森:それでいきましょう!
▲未梨一花がゴールデン・グラマー賞に
▲大葉めもは新人賞を受賞
伊藤:林田百加は写真集までカウントするならトップレベル。
五島:ハイレグでインパクトを与えているパフォーマンスを評価すべきでは。
▲林田百加がベストパフォーマンス賞に
飯森:今回、ネクスト・ブレイクと言えるのは木更かのん。
五島:木更さんはキャリアも備わっているし、その賞に値しそう。
▲木更かのんがネクスト・ブレイク賞に
今野:新井萌花はグラマーが売りだからゴールデン・グラマー賞を与えてもいいと思う。または、今年デビューしているので新人賞か。
五島:新井さんは、来年の選考会でも名前が挙がってもおかしくない。
▲新井萌花が新人賞に
――選考委員の皆さんありがとうございました。今年のグランプリは風吹ケイに決定。そのほか各賞合わせて7名の方が選出されました。来年は風吹ケイと各賞受賞者のさらなる活躍と、グラビア業界全体の一層の盛り上がりを期待しております!
2022年を盛り上げたグラビアアイドルたちの頂点・グランプリに選ばれた風吹ケイ。デビュー直後から、出演したイメージDVDが想定外の売上を誇った彼女に喜びの声をうかがいました。
――グラビア・オブ・ザ・イヤー2022グランプリ受賞おめでとうございます。グランプリを受賞した感想を聞かせてください。
風吹ケイ:私がいただいていいのかという気持ちですが、すごく光栄です。ありがとうございます。
――グラビアアイドルになったきっかけを教えてください。
風吹:元々企業に勤めていて、コロナ禍で仕事が激減したので、ウエディングモデルをアルバイトでやるようになり、知り合った事務所の方にグラビアをやってみたいと持ちかけて現在に至っています。グラビア自体に興味を持ったのは、小池栄子さんが凄く好きで、小池さんがグラビアをやっていた時から憧れていました。たまたま実現できる機会を与えていただいたことになります。
――グラビアの活動を始めてから、プロとして心がけていることは何でしょうか。
風吹:グラビア写真撮影時には「格好いい」「可愛い」といったテーマがあり、それに寄せるのはもちろん、見ていただける方が満足できるような自分を見せていきたいので、体作りや、他の方の写真などを見て勉強するようにしています。イメージDVDの撮影で意識しているのは、臨場感が伝わりやすいので、恥ずかしいですけど伝わりやすいように大袈裟にするように心掛けています。台詞を言う時は、恥ずかしいので関西弁で話しています(笑)。
――関西弁はスタッフのリクエストでもあった?
風吹:一本目の時は、最初は標準語で話す指示がありましたが、実は私が関西出身で、という話をしたら、そのままいきましょうとなり、それが4本目まで続いています。今後も関西弁でやらせていただけたらやりやすいです。
――自身のビジュアルやキャラクター面でのセールスポイントを教えてください。
風吹:ビジュアル面では腹筋かな。中身としては、写真だけ見ると冷たそうといわれることが多かったのですが、実際に話してみるとフレンドリーだと言われるので、その明るさがセールスポイントと言えます。ただ、私自身、格好いい写真が好きなので、ジャケットで「ああ、冷たそうやな」と思われても、中身を知って「こんな感じなんや」というギャップを楽しんでいただけたらな、と思っています。
――腹筋が話題になることが多いですが、ジムなどに通っている?
風吹:はい、マシンを使うほか、泳ぐのが好きでスポーツセンターで泳いでいます。地元にいた時にスイミングのコーチをしていました。種目としてはクロールが好きです。今後も鍛えることは続けていきます。
――体作りで意識していることは何でしょうか
風吹:お尻が小さいので、今後はお尻をパワーアップさせたいですね。頑張ります(笑)。
――小池栄子さんが出演している作品で印象的なものは?
風吹:「鎌倉殿の13人」です。将来、私自身も大河ドラマに出演することが夢です。また、小池さんが出演しているバラエティも好きです。
――演技をするにあたってどんな勉強をされるつもりでしょうか。
風吹:何から始めていいのか分からないながら、台本の読み方であったり、間の取り方などを意識しながらドラマなどを見るのが勉強になるのでないかと考えています。
――江頭2:50や佐久間宣行(※注)さんが運営するYouTubeチャンネルの動画に何本か出演しています。
風吹:芸人さんとの絡みなので最初は怖かった。実際にやってみると、やりやすいことが分かり、一番感じたことは「楽しい!」でした。いろいろ分かってきたので楽しめるのではないかと思うので、今後も挑戦できたら嬉しいです。佐久間さんのチャンネルでオファーがある時は、撮影の直前まで何をするのか分からないので心の準備ができていませんが、そのドキドキ感を楽しめよということかと(笑)。
(※注)佐久間宣行氏。元テレビ東京の敏腕プロデューサー・演出家で、フリーランスとなった現在もテレビ東京などの番組で辣腕を振るっている。
――この1年で印象に残っている仕事内容や嬉しかったことについて教えてください。
風吹:印象に残っているのはグラビアDVD1本目の仕事です。他の出演者のDVDを見せていただいたのですが、現場の温度感が全く分からなかったので不安がありました。でも現場の方がすごく温かくて雰囲気も良かった。ハードな内容も覚悟はしていましたが、「これは嫌や」と思えた内容がなくて、楽しんで撮影ができたのが印象的でした。
――衣装合わせの時に、(セクシー過ぎて)びっくりしませんでしたか。
風吹:しましたが、実際に着てみると可愛いと思えました(笑)。普段、着ない衣装ばかりだし、お店にも売っていないので、最初は腰が引けましたが、結果満足できました。嬉しかったことは、今日グランプリ受賞を知ったことです。今年1年の仕事の頑張りが形となって認めてもらえたんだと嬉しく思っています。
――今後やってみたいシチュエーション、衣装、ロケーションなどがありましたら聞かせてください。
風吹:衣装は、着物や浴衣、花魁などをまとって、畳の部屋や古民家などで撮影してみたいです。撮影で海外へ行ったことがないので、台湾やタイなどディープな雰囲気で収録できたらいいですね。
――来年の抱負を教えてください。
風吹:2年連続でグラビア・オブ・ザ・イヤーを頂くことです(笑)。出てみたい番組は、関西で放映されているお昼の情報番組「ちちんぷいぷい」です。小さい時から観ていたので、関西の番組に出てみたいなと思っています。
――来年はさらに飛躍することを期待しております。本日はありがとうございました。
(聞き手:ビルト・イン 戸梶伸)
寸評:新人ながら圧倒的なダイナマイトボディでグラビアファンの度肝を抜いた風吹ケイ。他の追随を許さないミラクルなルックスは衰え知らずで、リリースしたDVDはどれも飛ぶように売れた。今年、旋風を巻き起こしただけに、グランプリ受賞は誰もが異論がないところだろう。バキバキの腹筋とJカップにまで増量した爆乳を武器に、ますます高みを目指して欲しい。
リリース作品:
2/25 風吹ケイ/降臨(スパイスビジュアル)
5/27 風吹ケイ/降臨2(スパイスビジュアル)
8/31 風吹ケイ/繚乱(スパイスビジュアル)
11/25 風吹ケイ/Sweet&Spicy(竹書房)
リリース作品:
2021/12/23 未梨一花/無垢な彼女の育て方(ギルド)
4/17 未梨一花/みりベスト(双葉社)
8/26 未梨一花/みりグラマー(竹書房)
リリース作品:
2021/12/20 林田百加/ふりむいて!もか先生(ラインコミュニケーションズ)
4/22 林田百加/ハイレグの国(竹書房)
8/23 林田百加/甘サド美少女(エアーコントロール)
リリース作品:
4/22 木更かのん/カノン(イーネット・フロンティア)
7/20 木更かのん/少女願望(ラインコミュニケーションズ)
10/26 木更かのん/のんたんと秘密の遊び(スパイスビジュアル)
リリース作品:
6/24 大葉めも/ピュア・スマイル(竹書房)
9/20 大葉めも/19歳、真夏のめもリアル(ラインコミュニケーションズ)
リリース作品:
4/22 篠見星奈/少女の祈り(竹書房)
7/20 篠見星奈/聖なる季節(ラインコミュニケーションズ)
10/28 篠見星奈/しのみちゃん(エスデジタル)
リリース作品:
1/21 新井萌花/ピュア・スマイル(竹書房)
6/20 新井萌花/新井ちゃんは発育中(ラインコミュニケーションズ)
9/24 新井萌花/出会えた奇跡(竹書房)
<先行概要>
選考対象:2021年12月1日から2022年11月30日までに発売されたイメージDVD(BD)に出演しているグラビアアイドル
選考基準:上記期間内に、最もショップに貢献したグラビアアイドル
先行委員:イーネット・フロンティア 飯森弘憲氏、エスデジタル 五島信幸氏、スパイスビジュアル 今野大輔氏、竹書房 伊藤昇氏(メーカー五十音順)
主催:グラビア・オブ・ザ・イヤー実行委員会
協力:キネマ旬報社、ガジェット通信