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インターネット上で拡散している、赤茶の衣類に関して、日本整形外科学会専門医の おると先生 が注意喚起している。その衣類を着用することで「発育性股関節形成不全」のリスクがあるという。事実ならば、親御さんにとって注目すべき情報だ。
おると先生は、Twitterの投稿にて、赤ちゃんの全身をくるんで固定するかのような衣類の写真を掲載。目視で確認する限りミノムシのような、カイコの繭のような体勢で保つ衣類のようだが、脚の動きを制限する衣類は股関節が外れて育つ可能性があるという。
<おると先生のTwitterコメント>
「最近このような赤ちゃん用衣類の広告などを見ますが、整形外科的にはアウトすぎる 脚の動きを制限する衣類は、股関節が外れて育つ「発育性股関節形成不全」のリスクです この病気のせいで小さな頃から何度も手術が必要になる子供がいます 子供の将来に関わるので頼むから使わないで」
最近このような赤ちゃん用衣類の広告などを見ますが、整形外科的にはアウトすぎる脚の動きを制限する衣類は、股関節が外れて育つ「発育性股関節形成不全」のリスクですこの病気のせいで小さな頃から何度も手術が必要になる子供がいます子供の将来に関わるので頼むから使わないで pic.twitter.com/IhZDurJQWf—おると整形外科医 (@Ortho_FL) November 6, 2022
かつては出生数の2%前後の発生率があったのですが、医療や育児業界などの地道な啓発などもあり、近年はその約1/10 に減少しています頼むから先人たちの失敗を繰り返さないでくれー!!!! pic.twitter.com/ZRwv446ggB—おると整形外科医 (@Ortho_FL) November 6, 2022
コレの成れの果てがワイや…。今までに両側関節鏡、両側骨切り、抜釘もどきと滑膜切除を経て右は人工股関節になった。今後は左人工股関節と両側入れ替えがあるので少なくともあと3回手術する予定。オペはもう別にいいけどしゃがめない、足の爪切れない、紐靴結構苦労するって結構不便… https://t.co/e8OgcEIgoR—ぴょんそん (@orthopedic_pyon) November 6, 2022
この件に関して整形外科女医の ぴょんそん先生 も「コレの成れの果てがワイや…」と体験談を語っており、「抜釘もどきと滑膜切除を経て右は人工股関節になった」とも語っている。事実であれば、悲劇としか言いようがない。
素人にはわからない部分が多いが、わかせないからこそ、医師や専門家の情報は貴重であり有益なものだ。もちろんインターネット上の情報だけで信じるのではなく、かかりつけ医や専門家に直接相談し、判断することは大切だろう。
※冒頭画像はフリー素材サイト『写真AC』より赤ちゃんのイメージ
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)