世界中を感動の渦に包み込んだディズニー・アニメーション・スタジオが贈る最新作―“魔法”に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描く待望のミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』。

かつて、『白雪姫』、『シンデレラ』、『美女と野獣』、そして映画史に残る大ヒットを記録した『アナと雪の女王』まで、夢のように美しい映像と魔法のような楽曲によって世界中を魅了し、もはや伝説とも呼べる数々の名作を生み出してきたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ。彼らがこの冬、満を持して生み出した本作は『モアナと伝説の海』(2017)以来、4年振りの新作オリジナル・ミュージカルとなる作品であり、ディズニー長編アニメーション60作目を飾る、記念すべきタイトル。そんな本作は、時代を超えて愛されてきたディズニー・アニメーションならではの魅力を持ちつつも、ディズニーが新境地へ挑戦した“新たな魅力”が満載。待望の本予告が先日公開され、公開まで約1カ月に迫り大きな視線が注がれる中、その魅力を紹介します!

●期待大の制作陣!豪華な夢の再タッグが実現

目を疑う映像美、思わず心動かされるヒロインの活躍、夢のような世界観を作り上げたディズニー・アニメーションを作ってきたのが、並々ならぬ熱い想いを持った制作陣達だ。日本で社会現象を巻き起こした「アナと雪の女王」のジェニファー・リーとクリス・バック監督や、癒し系のキャラクターが日本で絶大な人気を博した「ベイマックス」のドン・ホール監督など、作品と真摯に向き合い、大きな情熱を注いできた製作陣の存在が、世界中の人々を魅了する作品を完成させてきた。そしてきたるディズニー・アニメーション60作品目の最新作を手掛けたのは、人間のように暮らす動物たちの“楽園”を舞台にした「ズートピア」を描いたバイロン・ハワードとジャレド・ブッシュ。再び、夢のタッグが実現した!

世代関係なく共感を呼ぶ、時代を象徴したメッセージと共に、ディズニーならではの夢に溢れたユニークな動物の世界を描き、多くの観客の心を強く掴んだ「ズートピア」は、ディズニー・アニメーションの歴史的な代表作となった。そして今回は、そんな革命的な作品を生み出したバイロンとジャレドが、“魔法”に溢れる世界を舞台に、魔法を持たない一人の少女の物語を描く、はたしてどんなディズニーマジックを見せてくれるのか、注目が集まる!

●リン=マニュエル・ミランダが奏でる“全く新しいミュージカル”に期待

夢の再タッグを遂げた監督による本作の楽曲を担当するのが、ブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」(2008)やミュージカル「ハミルトン」(2015)で脚本・作詞・作曲・主演を務めたリン=マニュエル・ミランダだ。今ではエンターテインメント界には欠かせない存在となったリンの功績は驚くべきもので、彼の才能を世に知らしめるきっかけとなった「ハミルトン」では、トニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞。そして先日公開された「イン・ザ・ハイツ」では、原案・作詞作曲・主演を担当、トニー賞4冠(作曲賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)、グラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞し、さらに「モアナと伝説の海」で作曲したテーマ曲「どこまでも ~How Far I’ll Go~」もアカデミー賞歌曲賞にノミネートされるという、とても1人に与えられる数とは思えないほどの輝かしい功績を記録してきた。特に彼の音楽はその秀でた才能が認められており、「イン・ザ・ハイツ」では、夢を持った人たちが集う移民の街・ワシントンハイツを舞台に、様々な文化を取り入れた伝統的な音楽とヒップホップなどの現代の曲を融合させた、これまでになかったミュージカルを完成させた。

そして「ハミルトン」では、題材的には“歴史劇”とも呼べる作品でありながらも、音楽は全編ヒップホップ・サウンドで送るという斬新なスタイルを披露。1つ1つの作品で常に“新しいもの”を生み出しているリンが満を持して本作に参加し、ディズニ―・アニメーションでは珍しい制作初期から作品に関わったリンは、音楽だけを作ったのではなく、”作品自体“を監督と共に作り上げたのだ。革新的な音楽で世界を驚かせてきたリンが監督と共に作り上げた本作ではまさに音楽が重要な存在となっており、これまでにない全く新しいディズニー・ミュージカルを魅せてくれそうだ。

●新たなヒロインの名は“ミラベル”―等身大の主人公が誕生

 ディズニー・アニメーション60作品目を飾る記念すべき本作で、新たな主人公として登場するのが、少女ミラベル。彼女が生まれたマドリガル家では、5歳の誕生日を迎えると“魔法のギフト”という特別な力が家から与えられる。家族全員が与えられた“魔法のギフト”を持つ中で、ただ1人だけ”魔法のギフト“を与えられなかったのがミラベルだ。魔法のギフトを使って華やかな日々を過ごす家族はミラベルにとって”完璧“な存在。一見前向きに過ごしているようにみえるミラベルは、心の奥底では力の持たないことへの疎外感や不安を抱えていた―そんな魔法を持たない”普通の女の子“が家族の危機を救うために一歩踏み出すことに。

ミラベルは、かつてのディズニーのヒロインたちが時代を超えて描かれてきた、”新たな道を切り開く勇気“や”優しさ、前向きなところ“などの魅力を持ちつつ、“魔法”に溢れる家に住む、”魔法“を持たないヒロインという、これまでとは全く違う、等身大の主人公として、愛されること間違いなし。またミラベルの活躍を通して、”特別な能力や才能がなくとも、できることがある “といまを生きる私たちの背中を押してくれる存在となりそうだ。

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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 記念すべきディズニー・アニメーション60作品目の『ミラベルと魔法だらけの家』 挑戦と進化をし続けるディズニー映画の”新しい“魅力とは?