ふるさと納税で「ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)」創造プロジェクトがスタート!

泉佐野市とクラフトビールメーカー、ヤッホーブルーイングが9月9日(木)に企業誘致と地域活性に関する基本合意書を締結。

泉佐野市が市独自の補助金制度とクラウドファンディングを組み合わせた制度「#ふるさと納税3.0」で、目標金額10億円の史上最大規模のふるさと納税型クラウドファンディングプロジェクトを実施。

泉佐野市内にレジャースポット「ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)」開設のための寄附を募集

泉佐野市内にビール醸造機能と飲食や販売スペースを併設する新たなレジャースポット「ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)」の開設のための寄附を募集しました。

このプロジェクトはクラフトビールを楽しめるエンターテインメント性を兼ね備えた体感型ブルワリー「ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)」を泉佐野市内に創る構想。

目標金額を達成した場合、泉佐野市はヤッホーブルーイングに寄附総額の40%を補助金として交付。2023年秋にビール醸造機能と飲食や販売スペースを併設する大阪ブルワリーを開設予定。

返礼品は、寄附金額16,000円で大阪ブルワリーで製造予定の「よなよなエール」24缶と引き換えることができる電子チケット。

2023年秋以降の開業をめざす大阪ブルワリーで製造予定の「よなよなエール」を電子チケットと引き換えに申込受付順に発送されます。

ビール好きにはたまらないクラフトビールのエンタメブルワリー開設プロジェクト。ふるさと納税返礼品もよなよなエールなので楽しみですよね。

「ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)」創造プロジェクト
https://furusato-izumisano.jp/3/detail.php?id=4559df354eeb7a6dea15d3a711a76a6d

・財政難が慢性的に続いていた泉佐野市の抜本的な改革の過去と今

1980年代半ば、国が関西国際空港の建設・整備をするにあたって地元自治体に協力を要請した際、泉佐野市は空港のある人工島と対岸を結ぶ連絡橋の整備や、埋め立て造成した「りんくうタウン」への施設誘致、市立病院や下水道事業などの社会インフラ整備などを担いました。

しかし、バブルが崩壊したことで、進出予定だった企業が次々と撤退。

また、1994年の開港以降も利用客が伸びなかったため、泉佐野市は投資した700億円を回収することができず、2003年度には累積赤字が約35億円に。2004年には財政非常事態宣言を発出しました。

慢性的に続く財政難に対して抜本的な改革をするため、泉佐野市では2012年から「ふるさと納税」への取り組みを強化。2018年度には、寄附額は497億円にも達し、全国で最もふるさと納税を集めた自治体になりました。しか
し、2019年6月1日に「ふるさと納税の返礼品は寄附額の3割以下の地場産品に限定する」新制度が開始するにあ
たって、「制度変更以前の段階でも新制度のルールに合致しない取り組みをしていた自治体」として新制度から除外されました。

泉佐野市は除外措置は違法であるとして、国を提訴。大阪高裁では敗訴したものの、最高裁へ上告した結果、2020年6月に逆転勝訴しました。2019年6月よりふるさと納税制度から除外されていましたが、2020年7月3日に無事復帰が認められました。

2020年9月からは、ふるさと納税型クラウドファンディング「#ふるさと納税3.0」を開始しました。

「#ふるさと納税3.0」は、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングで補助金の原資を調達し、企業や個人事業主を支援(誘致)することによって泉佐野市に新たな地場産品を創り出し、支援いただいた方々に創り出された地場産品をお礼としてお贈りするという新たな取り組みです。

2020年度の寄附額は、合計5億5000万円に達し、氷温熟成肉、高級缶詰など9件のプロジェクトでクラウドファンディングを実施し、実際に新たな加工所や設備で生産された製品が泉佐野市の返礼品として活用されています。

泉佐野市は「#ふるさと納税3.0」の更なる飛躍を目指し、2021年度の核となるプロジェクトを担う事業者の誘致を検討していました。プロジェクト候補として、2018年度の泉佐野市におけるふるさと納税返礼品の中でトップの寄附金を集め、かねてより誘致を打診していたよなよなエールを製造するヤッホーブルーイングが候補に挙がり、2021年度の「#ふるさと納税3.0」への参画を打診しました。

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 泉佐野市が史上最大規模の「#ふるさと納税3.0」でヤッホーブルーイングを誘致 クラフトビールのレジャー施設ができるかも!