7月15日、ミュージシャンの小山田圭吾さんらが東京オリンピック・パラリンピックの音楽を担当すると発表された。過去に雑誌で障がい者に対して凄惨ないじめを行ったと語っていた小山田さん、パラリンピックには相応しくないとネットではかなりの炎上状態となる。翌16日夕方に小山田さんは謝罪文を掲載、社会学者の古市憲寿さんは17日午前0時すぎに

「謝ればいいってものじゃない」って怒るひとは、どうせ謝らなくても怒るひとなので、結果的に「謝らないで無視する」が最適解になってしまう。個人的には謝罪や許しよりも、忘れることが大事だと思っている。忘却がないと、断絶は広がるばかりだよ。社会も、愛情も、友情もね。

とツイート。メンタリストDaiGoさんがそれを引用し

謝ればいいってもんじゃないと思うなら裁判でもすればいいだけの話よな

とツイートを行い、それに対し古市さんは

本当そうだよね。まあ民事の場合、裁判を起こすには頭とお金がいるから。。。

と返答していた。

参考記事:
小山田圭吾さんの炎上・謝罪についてツイート?古市憲寿さん「個人的には謝罪や許しよりも、忘れることが大事だと思っている」
https://getnews.jp/archives/3059759[リンク]

明言してはいないものの、古市さんのツイートは小山田さんの謝罪についての言及だととらえた方が多かったようだ。

前新潟県知事の米山隆一さんは18日朝に、古市さんの「『謝ればいいってものじゃない』って怒るひとは、どうせ謝らなくても怒るひとなので、~」とのツイートを引用し

弁護士として謝罪を求める人とはよく接し、実際謝罪を受けたからって怒りや悲しみが0になるわけではないのですが、人は「相手も真摯に向き合った」事で慰撫され、「相手が忘却している」で怒りを増すことも多く、端的に事実でないよね、と思います。世間の逆をいえば良いってものじゃないですよ。

とツイートを行う。
また、
「本当そうだよね。まあ民事の場合、裁判を起こすには頭とお金がいるから。。。」
とのツイートに対して、18日の午後10時頃に

つまり謝られても許せないほどの怒りを抱えながら、民事訴訟を起こさない被害者は頭とお金のない人で、謝っても無駄だから謝らないのが最適だと…。
この人の言を有り難がる必要がどこにあるのかと思います。

とツイートを行っていた。米山さんのツイートには、いずれも賛同の声が多く寄せられていたようである。
一方で、古市さんは米山さんの上記ツイートの十数分後、冒頭のツイートは「小山田さんの件」ではなく、「友達が結婚するので、お祝いメッセージ」という旨のツイートを行っていた。

参考記事:
古市憲寿さん「これ、友達が結婚するので、お祝いメッセージなんだけど」 炎上したツイートは小山田圭吾さんの件ではないと否定
https://getnews.jp/archives/3060025[リンク]

※画像は『Twitter』より

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 米山隆一さんが古市憲寿さんに苦言「世間の逆をいえば良いってものじゃないですよ」「この人の言を有り難がる必要がどこにあるのかと思います」