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出版社や著者が、書籍が重版になった際にTwitterなどで告知するケースは珍しくなくなってきていますが、ある書店員が「書店に伝達するよりも先にSNSで告知するのはやめて」とツイートで訴えて、同業者からも同意する声が多数上がっています。
書店員です。重版情報を書店に伝達するよりも先にSNSで告知するのはやめてください。喜んで早速予約をしに来たお客様に迷惑をかけることになります。これは今号だけの話でもないし、Myojoに限った話でもありません。一度編集部内や社全体で話し合ってください。書店現場を想像してください。 https://t.co/k08yjhqKIs
—R Sekiguchi (@gucchi_penguin) May 21, 2020
書店員です。重版情報を書店に伝達するよりも先にSNSで告知するのはやめてください。喜んで早速予約をしに来たお客様に迷惑をかけることになります。これは今号だけの話でもないし、Myojoに限った話でもありません。一度編集部内や社全体で話し合ってください。書店現場を想像してください。
このユーザーは、「重版が決まったことを知らない書店員が接客する時に、予約をしに来た読者になんて言ってしまうか、そして読者はどう思うか。あまりにも考えていない」「もしかしたら読者は諦めて帰ってしまうかもしれない。あるいはここは使えない書店だと思って二度と来なくなるかもしれない」ともツイートし、以下のようにまとめています。
書店→出版社には「重版(発売)告知は先に書店にしてください」
書店→読者には「書店に重版(発売)告知がまだ伝わってない可能性もあるので予約しに来るときは少し優しくしてください/公式がこう言ってますよと教えてくれるとありがたいです」
ということが伝われば大丈夫ですヽ(*´∀`)ノ
—R Sekiguchi (@gucchi_penguin) May 21, 2020
書店→出版社には「重版(発売)告知は先に書店にしてください」
書店→読者には「書店に重版(発売)告知がまだ伝わってない可能性もあるので予約しに来るときは少し優しくしてください/公式がこう言ってますよと教えてくれるとありがたいです」
ということが伝われば大丈夫ですヽ(*´∀`)ノ
このツイートには、さまざまな反応が寄せられていましたが、同意する意見がほとんどでした。
書店員として同意します。まず先に各書店に重版をする旨、いつからどの媒体で告知をする旨、発注方法等を具体的に伝達し、現場の体制が整ってからお客様への告知を始めていただきたいです。店頭で「重版するって聞いたんですけど」と問い合わせを受けて困ることが多々あります。 https://t.co/Je1fq7PdfD
—けふ (@kefupr) May 21, 2020
書店員として同意します。まず先に各書店に重版をする旨、いつからどの媒体で告知をする旨、発注方法等を具体的に伝達し、現場の体制が整ってからお客様への告知を始めていただきたいです。店頭で「重版するって聞いたんですけど」と問い合わせを受けて困ることが多々あります。
ホンマそう。最初に書店にファクスなりメールなりで連絡して欲しい。こっちは仕事してる時にSNSなんかみとらんちゅうねん!先に取次、書店にどういう段取りでどの程度の重版で希望をどう取るのかきっちり連絡した上で告知してくれ https://t.co/XNqNpStH6p
—歩智 (@pochi46530150) May 21, 2020
ホンマそう。最初に書店にファクスなりメールなりで連絡して欲しい。こっちは仕事してる時にSNSなんかみとらんちゅうねん!先に取次、書店にどういう段取りでどの程度の重版で希望をどう取るのかきっちり連絡した上で告知してくれ
ほんとに。
書店サイドがお客様よりもある程度早いタイミングで情報持ってないと、いざという時に適切な対応が出来ないんですよ。(お客様に迷惑をかけることになるし、下手するとクレームになります) https://t.co/slNWJ9di58—の日常 (@hinatavox_1000) May 21, 2020
ほんとに。
書店サイドがお客様よりもある程度早いタイミングで情報持ってないと、いざという時に適切な対応が出来ないんですよ。(お客様に迷惑をかけることになるし、下手するとクレームになります)
一般的に、書店は日本出版販売(日販)やトーハンなどの取次会社を通じて新刊の案内を受け取り、配本されています。出版社は取次会社へ営業して、取り扱い部数を決めます。そのため、中小規模な書店の場合、出版社と直接やり取りをすることがほとんどないというのが現状です。
この問題は今に始まったことではなく、Twitterが普及した2010年前後から同様のことを訴えるケースが見られます。書店員が振り回されることが続けば、その書籍が欲しい読者に届かないということに繋がるので、出版業界全体で考えるべき課題なのではないでしょうか。
※画像はACより