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ホラー通信がセレクトする今週公開の映画をご紹介します。
東南アジアの伝統的な幽霊“首だけ女”=ガスー。内臓をぶら下げた女の生首が宙に浮いて移動するという衝撃的なルックスの幽霊ですが、そんなガスーを『マッハ!』『トム・ヤム・クン!』などのアクション映画で知られるプラッチャヤー・ピンゲーオ監督が映画化! 『ストレンジ・シスターズ』が映画祭「未体験ゾーンの映画たち2020」にて公開です。20年以上前から「ガスーを描いたホラー映画を作りたい」という想いを抱いていたというピンゲーオ監督。ガスーになってしまうかもしれない少女と、彼女を守ることに人生を費やしてきたもうひとりの少女の絆と宿命を描く本作は、『ぼくのエリ 200歳の少女』をハリウッドで映画化した『モールス』がヒントになったそう。ホラー通信では、ピンゲーオ監督にインタビューを行っております。知っておくと映画の理解がより深まるガスーの基礎知識もたっぷり語っていただいていますよ!
上映は、ヒューマントラストシネマ渋谷で3/6から、シネ・リーブル梅田で4/16から。劇場では新型コロナウイルス感染対策でアルコール消毒液を設置しているそうです。咳や発熱がある方はお出かけはしばしの我慢ですよ! それでは今週も行ってらっしゃい。
実施劇場:東京 ヒューマントラストシネマ渋谷、大阪 シネ・リーブル梅田
公式サイト:https://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2020
※公開日は東京会場のものです
※上映回数が限られているため上映スケジュールを公式サイトにてご確認ください
実の姉妹のようにして育ったウィーナーとモーラー――母親同士が姉妹である2人は、生まれながらにして数奇な運命を背負わされていた。かつて、モーラーの母・スロイは忌まわしき怪物・ガスーとなってしまった。その血をひくモーラーも、やがて…。彼女の父・シンは娘を守ろうと、ガスー撃退のための呪文や法術、そして格闘技術を何年もかけてウィーナーに仕込んできたのだ。しかし、美しい16歳の少女へと成長したモーラーの周辺に、不穏な影が。スロイを怪物へと変え、ウィーナーの母を亡き者としたガスーの姉妹・ラートリーとドゥワンダーオが、モーラーを狙って動き出したのだ…!