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オフィスワークを悩ませる肩こり……。
毎日のことなので、日々、快適な姿勢でデスクに向かいたいですよね。そんなお悩みを解消するような画期的な机が発売。
コクヨ株式会社から、人間工学と実態調査から導き出した、天板の角度が調整できる新発想のワークステーション『UPTIS(アプティス)』が2019年6月3日から登場。5月27日に行われた記者発表会にて使い方を見せていただきました。
『UPTIS』は、デスク天板の傾斜角度を水平含めて8 階に調整ができ、身体に負荷の少ない姿勢に導くことができる、新発想のワークステーション。
簡単操作で天板の角度を変えることができます。ノートパソコンを使っている状態での姿勢を見ると一目瞭然。背骨や首に負荷のない姿勢にチェンジ。
記者も机『UPTIS(アプティス)』の態勢チェック。既にコクヨから発売している、人の体の微妙な 動きに合わせて座面が 360 度自由自在に動くオフィスチェアー『ing(イング)』と合わせると、ラクラク~。長時間のデスクワークでも、体に負荷がかからない感じがします。
記者発表会では『UPTIS』発売にあたり、「神の手を持つ治療家」と称されているさかいクリニックグループ代表の酒井 慎太郎先生が登壇。
長時間のデスクワークで“うつむき姿勢”になりがちなオフィスワーカーが陥りやすい課題「デスクワ ーク症候群」と新発想のワークステーション『UPTIS』の可能性についてコメント。
近年、パソコンの普及、そしてスマートフォンが普及してからは「頭を前に出した姿勢」や「うつむき姿勢」をとる人が急増。フリーアドレス制やテレワークを導入する企業も増え、デスクトップ型ではなく、ノートパソコンで仕事をする人も多く、またノートパソコンはデスクトップ型に比べモニターが低い位置にあることから、よりうつむき姿勢になる傾向があり、首へ負担が大きくかかります。
人の頭は「体重の 10%ほど」の重量があるため、体重 60kg の人であれば、6kg。これは 2 リットルのペットボトル約3 本分の重さであり、うつむき姿勢はさらに重力がかかり、30 度の傾きで 18kg、60 度の傾きでは 27kg にもなることから、 年々「首からくる不調」を訴える人が増えているそうです。
さらに、「うつむき」は「鬱むき」とも表現され、身体の不調だけではなく、心の不調にもつながってしまうと酒井先生。
うつむくことで、頸椎関節が挟まって次第に神経を圧迫するようになり、頭痛やめまい、耳鳴り、吐き気、冷え、イライラ、落ち込み、不眠などの不調症状に陥り、うつ病になってしまう人も少なくないと、さらなる「うつむき姿勢」の脅威について語りました。
酒井先生は、長時間のデスクワークが引き起こす首への負担が、心の不調にもつながるこれらの症状 を「デスクワーク症候群」と呼んでおり、今後の課題の一つになるリスクもあるのではないかと見解を述べました。
普段、「うつむき姿勢」にならないように意識しながら仕事をすることは非常に難しいことから、今回発売される『UPTIS』のよう に無意識に負担の少ない姿勢に導いてくれる商品を活用し、日常的に首にかかる負担を軽減することが、現代人の 働き方においては非常に重要なのでは、と話されていました。
また、フリーデスクで社内移動が多い方はモコクヨの『もちはこ』シリーズを使えば整理収納されてデスク周りもスッキリ。『UPTIS』の横にもスポッと入ります。
コクヨ『UPTIS(アプティス)』は2019年6月3日より発売。
コクヨ『UPTIS』
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/office/uptis/