作家の津原泰水さんが、幻冬舎より刊行された百田尚樹さんの『日本国紀』を批判したため幻冬舎より文庫を出せなくなったとツイート。幻冬舎の見城徹社長はそれを否定し、津原さんの本の実売部数をツイートし反論した。本来非公表の実売部数をツイートしたことなどに対し、作家や編集者から批判が殺到、見城社長はツイートを削除し謝罪した。


参考記事:

幻冬舎・見城徹社長が『日本国紀』批判の作者の非公表実売部数をツイートし大炎上 後に削除し謝罪

https://getnews.jp/archives/2155759[リンク]


現在は削除されている見城社長のツイートについて、作家の高橋源一郎さんは




見城さん、出版社のトップとして、これはないよ。本が売れなかったら「あなたの本は売れないからうちでは扱わない」と当人にいえばいいだけ。それで文句をいう著者はいない。でも「個人情報」を晒して「この人の本は売れませんよ」と触れ回るなんて作家に最低限のリスペクトがあるとできないはずだが。


と苦言を呈す。多くのリツイートや「いいね!」を集め反響を呼んでいた。

文学者の内田樹さんは、その高橋さんのツイートを引用し





やはりここまで来たら日本の作家は「幻冬舎とは仕事をしない」ということを宣言すべきだと思います。僕はもともと幻冬舎と仕事をする気がないし、先方も頼む気がないでしょうから「勝手なことをいうな」というお立場の作家もいるでしょうけれど、それでも。


とツイートし、こちらも反響を呼ぶ。


「読者も不買運動するべきだと思います たまに文庫買ったりしてました もう絶対この出版社の本の前では立ち止まらない」

「内田先生の読者の一人として、こんりんざい幻冬社の本は、買わないことを宣言します」

「さすが内田樹先生。作家さんで『幻冬舎とは仕事をしない』は言いたくともなかなか言い出せることではありません。しかし、誰かが言わねばならなかった言葉で、この口火を切れる人は、先生しかいないと思ってました。とても嬉しいです」


などの賛同するツイートが寄せられる一方で、反対するツイートも多数あり賛否両論となっていたようだ。








内田さんは、見城社長のツイート削除後に





見城さん、問題のツイート削除して、謝罪したようですね。過ちを改めむるに憚ること勿れ、経営者としては適切な判断だったと思います。でも、この発言で幻冬舎の経営理念ははっきりしたので、まともな作家たちはもう二度と相手にしないと思います。


ともツイートを行っている。


※画像は『Twitter』より


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ツイートが見れない方はコチラ

https://getnews.jp/archives/2156361[リンク]


―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』
情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 内田樹さん「日本の作家は『幻冬舎とは仕事をしない』ということを宣言すべき 」ツイートに賛否