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アメリカで2018年10月に先行発売していたサントリースピリッツのクラフトウオッカ『HAKU』が、2019年4月23日に日本国内で発売開始。希望小売価格は750mlで3000円で、年間9000ケースを出荷目標としています。
クラフトビールやクラフトバーボンが世界的に人気で、高価格帯のリキュールが2013年からの5年間で世界累計で141%、国内でも113%と伸びを見せている中、日本らしさを全面に開発された『HAKU』。純白和紙に書家の荻野丹雪氏の「白」の文字が踊り、ボトルには曲線状のカットが施されており、清流のきらめきを表現したといいます。
「ジャパニーズクラフトウオッカ」と題する『HAKU』は、国産米を100%と米麹を原料に、通常ウオッカの濾過で使う白樺に加えて竹炭を使用。筆者も試飲しましたが、純度の高いクリアな味わいと舌触りのやさしさを感じさせる、とにかく飲みやすいウオッカに仕上がっており、ポテンシャルの高いお酒だと感じました。
また、サントリーからは、リキュール『奏 Kanade』3種類が料飲店向けへ2019年6月4日に先行発売されます。『柚子』『白桃』『抹茶』ともに国産100%の素材や果汁・茶葉の浸透酒を使い、100周年を迎えた大阪工場のノウハウが詰め込まれたお酒になっています。
この『HAKU』と『奏』を使ったレシピを、『サントリーカクテルアワード2018』に輝いた銀座『BARエルロン』のバーテンダー・澁谷暁典氏が考案。『抹茶シェカラート』と名付けられたカクテルは、『奏 抹茶』50mlと『HAKU』10ml、フレッシュレモンジュース1tspを加えてシェイクしており、美しいグリーンが印象的。
口あたりと香りがやわらかく、甘みが豊かで重層的な『抹茶シェカラート』。ウオッカを敬遠しがちな人でも飲めるのでは、と感じました。ウオッカのカクテルというとモスコミュールが一般的ですが、オレンジやレモンといった柑橘系のジュースと割ったり、日本酒と合わせるサケティーニといったカクテルと相性が良いのではないでしょうか。いずれにしても、バーテンダーのインスピレーションを刺激するお酒が新たに登場したことは間違いなさそうです。
ジャパニーズクラフトウオツカ『HAKU』 (サントリー)
https://www.suntory.co.jp/wnb/products/0000000112/0000007883/0000025227.html [リンク]