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カルチャーメディア『DON’CRY』(ドンクライ)が2019年4月28日に配信した記事『「カルチャー顔」が好きで好きで好きで。モトーラ世理奈を見ると胸が痛くなる』に批判が殺到。ピックアップされていた一人でもあるアーティストの小袋成彬さんが「他の人は知らんけど、俺はムカついた」と反応し、掲載を取り下げる事態になっています。
該当の記事は、『DON’CRY』プロデューサーでメディアジーンのライフスタイルメディア『ROOMIE』編集長でもある野田翔氏が執筆。「美しさの中に歪みがある」「2枚目でもなければ、3枚目でもない。でも、整っている」「影がある」「弱さがある」「ベッドで見たときにめちゃくちゃカッコいい、美しい」を「カルチャー顔」として、小袋さんのほかにモトーラ世理奈さんや速水もこみちさんなどの『Instagram』を掲載。「カルチャー顔とは、そういう自らのアイデンティティを、酸いも甘いもひっくるめて全部思い出させてくれる、愛すべきトリガーなのです」と綴り、『DON’CRY』として『Twitter』のハッシュタグ「#カルチャー顔」を募っていました。
容姿にフォーカスを当てているこの記事に対しては、「リスペクトがない」「言われる方は結構キツイ」「大っぴらに言うことじゃない」といった批判が集中。「もし小袋成彬とATUSHIをタイマンさせたら、多分1ラウンド終わる」と言及された小袋さんは、以下のようにツイート。
他の人は知らんけど、俺はムカついた。名指しでからかったんだから、お前一回ロンドンまで謝りにこい。それから街を一日歩いて、人を容姿だけで勝手にカテゴライズした愚かさを反省しろ。全ての人々がもれなく美しいということを、実感して帰れ。そしたら全部水に流すし、そっからまた頑張れ。 https://t.co/NPUlfkzJKQ
—小袋成彬 (@nariaki0296) 2019年5月1日
他の人は知らんけど、俺はムカついた。名指しでからかったんだから、お前一回ロンドンまで謝りにこい。それから街を一日歩いて、人を容姿だけで勝手にカテゴライズした愚かさを反省しろ。全ての人々がもれなく美しいということを、実感して帰れ。そしたら全部水に流すし、そっからまた頑張れ。
批判を受けて、『DON’CRY』は2019年5月2日に記事掲載の取り下げを発表。「記事内で身勝手に言及してしまった方々に対して、またそのファンの方々に対して、そして読者の皆様に対して、多大なご迷惑をお掛けしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪しています。
記事内容についてのお詫びと掲載取り下げのお知らせ(DON’CRY)
https://doncry.hatenablog.com/entry/2019/05/02/130906 [リンク]
掲載取り下げを発表した野田氏のツイートには、小袋さんが「まず、お前が馬鹿にした俺に謝れよ」とリプライ。
リプライじゃなくていいから、俺のメルアドを関係者から聞いて連絡してこい。以上。
—小袋成彬 (@nariaki0296) 2019年5月2日
おい野次馬に謝ってどうすんだよ。
まず、お前が馬鹿にした俺に謝れよ。全然怒ってねえけど、「ロンドンに謝りにこい」は本気で言ってるからな。これ以上事を荒げるつもりはないし、ポンポコリンするつもりもないけど、自分でふっかけたプロレスの、次の時代に繋がる綺麗な落とし前をつけろ。
リプライじゃなくていいから、俺のメルアドを関係者から聞いて連絡してこい。以上。
小袋さんは、R&BユニットN.O.R.K.のボーカルとしての活動や自身のレーベルTokyo Recordingsが注目を集め、2018年4月にアルバム『分離派の夏』をリリースしてソロシンガーとしての地歩を確立。その軌跡は「弱さ」どころか力強さを感じさせます。
特に欧米では、人種問題もあり容姿への表現に対してセンシティブ。『DON’CRY』は「表面をなぞらず、本質的で、魂揺さぶる本気のコミュニケーションを目指します」としており、真逆の発信を行ったことへの批判は免れないのではないでしょうか。
※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/nodasyo03/status/1123803595567243270 [リンク]