- 週間ランキング
「ノートルダム大聖堂が炎上したことでフランス国民は大きな喪失感に包まれましたが、では、あなたの国で、ノートルダム大聖堂を失うのと同じぐらいの喪失感をもたらすものは何?」というスレッドに1万以上ものレスがついていました。世界の国々で大切に思われているものには一体どんなものがあるの?
・マクドナルドを失うこと
・ゴールデンゲートブリッジ
・↑それはもうあらゆる災害映画の中で壊されてる
・正直、アメリカにはノートルダム大聖堂ほど文化的・建築的・宗教的に有名なものがないからなぁ。強いて挙げるなら自由の女神か
・歴史的価値はないかもしれないけど、アメリカの象徴だったワールドトレードセンターは我々が失った物の中で特別なものであり精神的支柱だったと思う。同時に失われた多くの命もあわせてね
・北アメリカで最大の悲劇になるのは国立公園の喪失ということになると思う
・西海岸住民として唯一思い浮かんだのはセコイアだった。もし金門橋が燃えたとしても、太古のセコイアがなくなった時ほどの喪失感はないと思う
・エルサレムのアル=アクサー・モスク。イスラムでは3番目の聖地。ノートルダム大聖堂と同時刻に火事があったけど、誰も話題にしてなかった
・ブラジルでは去年、国立博物館が全焼したけど、みんな大して気にしてなかった。多分コルコバードのキリスト像になるかと
・ナイアガラの滝。燃やせるもんなら燃やしてみろ!
・オーストラリアではグレートバリアリーフだな。今まさにスローモーションで炎上しているようなものだ
・スペインのサグラダ・ファミリア教会
・↑まだ完成すらしてない。もし燃えたとしても完成が数年延びるだけ
・コロシアムが一番有名だろうけど、ピザのレシピを失うのも同じぐらいの喪失感だろうね
・ポーランドでは建物どころか国自体がしょっちゅうなくなってるんだけど
この他には南大門(韓国)、万里の長城(中国)、エジンバラ城、ストーンヘンジ(イギリス)、マチュ・ピチュ(ペルー)、タージ・マハル(インド)、聖ワシリイ大聖堂(ロシア)などが挙げられていました。マジレスあり、ジョークあり、トリビアあり、自虐ありの、なかなか面白い読み物になっています。
世界の国の人々が大切に思う建物、遺跡、自然物などには、その国の歴史と国民性が大きく関係していそう。例えば、西欧人による新大陸発見からだとまだ500年ほどの歴史しかないアメリカでは、太古の昔からある自然遺産的なものの方が大切に思えるという人が多いようです。逆に、マクドナルドとかディズニーランドのような即物的なものの方が喪失感を実感できるという人もいましたが(笑)。
宗教が盛んな国からは、嘆きの壁(イスラエル・パレスチナ)、カーバ神殿(サウジアラビア)、ブルーモスク(トルコ)といった歴史的宗教施設が推されていました。
また、エジプトとギリシャからは、「アレクサンドリア図書館。あ、もうなくなってた」とか、「もうすべて廃墟になってしまっているから、他に何か失うことになっても大したショックはなさそうだ」という意見が。あまり古すぎても、観光業界が困るなぁといった程度にしか思えないのかもしれませんね。
画像とソース引用:『Google Earth』及び『reddit』より
https://www.reddit.com/r/AskReddit/comments/bdx51l/in_the_country_where_you_live_what_would_be_the/[リンク]
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか