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歌を語る際、歌を作ったアーティスト以外にも、その歌の編曲家(アレンジャー)にもしっかり光を当てるべきではないだろうか? 歌がその歌を支える最高の編曲(アレンジ)に出会った時、歌はそのポテンシャルを最大限に引き出され大きく伝わっていく。今回、中島みゆきをはじめ、吉田拓郎、かぐや姫、長渕剛、德永英明、杏里、西城秀樹、そしてももいろクローバーZまで、日本のフォーク、ニューミュージック、J-POP、アイドル界の光輝くアーティストたちのアレンジを手がけ、日本音楽界のレジェンド的プロデューサーとして知られる瀬尾一三の作品集第2弾が大好評の第1弾に続き、1月30日に発売された。
瀬尾が関わった歴史的名曲を通して、フォーク、ニューミュージック、J-POPの黎明期から現在まで、50年にわたる日本の音楽シーンの軌跡を歩むことができる瀬尾一三作品集の第2弾もまた、誰もが知るアーティストばかりの全17曲が収録されている。「昔、音楽は多様だった。まるでオモチャ箱をひっくり返したようにね」と、瀬尾自身が言うように今作もまた、フォーク、シティポップ、ロック、アイドルというジャンルだけではなく、音楽的なさまざまな挑戦も感じることができる。今回の選曲の妙は、いわゆる大ヒットシングル曲のみならず、アーティストの“アルバムの名曲”といわれる楽曲たちにもフォーカスしている点だ。それらはそれぞれの時代特有の空気を感じとれるアレンジに仕上がっているが、そのアプローチの幅は多岐にわたる。年代を追うごとに進化を遂げる瀬尾のアレンジを楽しむことができる1枚にもなっている。
また商品特設ページでは、収録曲の当時のジャケット写真に加えて、全曲ライナー・ノーツも公開されているので、ここを訪れることで“瀬尾一三作品集というオモチャ箱”を、より深く楽しむことができるだろう。
1969年から作・編曲活動をスタートした瀬尾は、今年2019年に芸能活動50周年を迎える。その経歴は輝かしく、1990年に德永英明『壊れかけのRadio』で第32回レコード大賞編曲賞を受賞。また中島みゆきの音楽プロデューサーを長年努める中では、名曲となった『糸』、NHK紅白歌合戦出場曲『地上の星』、NHK連続テレビ小説『マッサン』の主題歌『麦の唄』のほか、ミリオン・ヒットを達成した『浅い眠り』『空と君のあいだに』『旅人のうた』など数多くのヒット作を生み出している。その他では、吉田拓郎、長渕剛など、誰もが知る日本を代表するアーティストのヒット作品も数多く手がけている。
そんな瀬尾一三の生誕70周年を記念して2017年に発売した作品集第1弾は、音楽プロデューサーの作品集としては異例の好セールスを記録し、いまなおその記録を伸ばし続けている。
なお、中島みゆきの2枚目のベスト・アルバム『大銀幕』が再発売されたが、こちらもまた全曲が瀬尾の魔法(アレンジ)による作品なので、お見逃しなく。
【商品情報】
■タイトル:「時代を創った名曲たち 2」~瀬尾一三作品集 SUPER digest~
■発売日:2019年1月30日
■品番:YCCW-10357(POS:4542519013295)
■形態:ALBUM
■定価:2778円(本体価格)+税
■収録曲数:17曲
■商品情報:
彼の魔法(アレンジ)なしに、ヒット曲は生まれなかった。
日本を代表する作・編曲家、瀬尾一三の芸能活動50周年記念盤 ’70~’00年代大ヒット名曲集、第2弾!
【収録曲】
01. ひとつぶの涙(1972)/ シモンズ
02. グッド・タイム・ミュージック(1974)/ 斉藤哲夫
03. 中央フリーウェイ(1977)/ ハイ・ファイ・セット
04. 気分を出してもう一度(1977)/ 立木リサ&今野雄二
05. 海風(1977)/ 風
06. 魔法使いの恋人が逃げた(1978)/ 谷山浩子
07. マスカレード(1978)/ 庄野真代
08. 終章(エピローグ)~追想の主題(1980)/ CHAGE and ASKA
09. 聖・少女(1982)/ 西城秀樹
10. NATURALLY(1983)/ 八神純子
11. 6月の雨(1984)/ 松山千春
12. 春でも夏でもない季節(1985)/ 石川優子
13. RONIN(1985)/ 吉田拓郎
14. 乾杯 -NEW RECORDING VERSION-(1988)/ 長渕 剛
15. 最後の言い訳(1988)/ 德永英明
16. 雪・月・花(1998)/ 工藤静香
17. ヘッドライト・テールライト(2000)/ 中島みゆき
全17曲収録
【関連商品】
≪瀬尾一三作品集第1弾≫
『「時代を創った名曲たち」~瀬尾一三作品集 SUPER digest~』
商品特設ページ:https://www.yamahamusic.co.jp/seo_superdigest/[リンク]
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