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1987年の1作目以降、のべ5作品のフランチャイズを世に送り出し、本国アメリカ以外でも日本を始め世界各地で多くのファンを持つ伝説的作品『プレデター』。その正当続編『ザ・プレデター』は今年9月に日本でも公開され話題となりました。
そして、『ザ・プレデター』待望のBlu-ray&DVDが2019年1月5日にリリースとなります!(先行デジタル配信中)
宇宙最凶のハンター、襲来。
一番強いヤツはどこだ。
元特殊部隊員の傭兵クインの息子ローリーは、父が偶然に入手した謎の装置を起動させてしまう。それは、最凶最悪のハンター、プレデターを地球に呼び寄せるものだった。一方、プレデターと接触したことで、その存在を隠蔽したい政府に監禁されてしまったクインは、ルーニーズと呼ばれるならず者の兵士たちと脱走を図り、危険が迫る息子の元へ急ぐが…。
プレデターといえば、平均身長230cm、平均体重200kgという屈強な肉体に高い知能を持ち、生物を狩猟することを趣味にしている地球外生命体。1987年の映画『プレデター』に初登場し、今もなお多くのファンを虜にする最強の“捕食者”なのだ!
そんな最強生命体プレデターにもし遭遇してしまったら? 人間に勝ち目はないの? 今回は銃の専門家である、エアガンレビューサイト「ハイパー道楽」編集長のYASさんに「プレデターの倒し方」を聞いてきました!
エアガンレビューサイト「ハイパー道楽」http://www.hyperdouraku.com/ [リンク]
▲YASさんが持参したたくさんの銃器たち!
――今日はYASさんに「プレデターの倒し方」を教えていただきます!よろしくお願いいたします。まずは映画『ザ・プレデター』をご覧になっていかがでしたか?
YAS:『プレデター』シリーズは一作目から大ファンで、本作も待ってましたという感じで楽しみにしていました。『ザ・プレデター』はシリーズファンが楽しめるオリジナルの系譜を継いでいて。監督のシェーン・ブラックは『プレデター』(1984)に序盤で死ぬ兵士として出演しているんですよね。そんなファンにはたまらない小ネタもありつつ、新たな展開があって面白かったです。やはり身長3.3mのアサシン・プレデターが強烈です! 異種交配を繰り返してさらに強い個体を生み出す戦闘種族のあくなき探求心が伺えます。
▲ほぼ等身大のプレデター
▲アサシン・プレデターはさらにでかい
――プレデターはただでさえ大きいのに、アサシン・プレデターはさらに大きいという……。人間からすると絶望的な体格ですよね。特に印象に残っているシーンはありますか?
YAS:プレデターの宇宙船の中が見れた所が良かったです。プレデターは知能も高く、常に高度な技術のガジェットを駆使していますが、本作でも装具に新たなものが取り入れられていて「こうやってターゲットを探しているのか」と分かったのも楽しかったです。
▲プレデターの宇宙船内
あとは、スターゲイザーの入り口のエレベーターで「部屋が伸びているのか、それとも目の錯覚なのか……」という警備員のセリフがありましたが、舞浜のイクスピアリの劇場で観てたこともあって(笑)、声出して笑ってしまいました。他にも序盤のメキシコで光学迷彩を使うクイン、人懐っこいプレデター犬、ローリーがハロウィンの仮装でプレデターマスクを使うシーン、ショルダープラズマキャノンで自分の頭を吹っ飛ばすCIAのウィルなど、好きなシーンがたくさんあります。
▲プレデター犬
▲ハロウィンのプレデター仮装
――率直に、人間がプレデターと戦って勝ち目はあると思いますか?
YAS:最新装備の特殊部隊なら、数体のプレデターに対してかなり良い結果を出せるのではと思います。航空戦力無し、装甲車両無しという条件で一個分隊程度の局所的な戦闘が展開された場合、いかに相手を先に見つけて先制攻撃できるかがカギとなります。現在米軍で使われている小型ドローン技術や、赤外線やサーモグラフィ等の暗視装置があればプレデターをはやく発見できるのではないかと思います。
プレデターは人間の熱で居場所を感知していて、以前ならば見つからない様に泥まみれにならなければいけなかったわけですが、今は赤外線や熱の発散を抑えるウェアも開発されています。なので、人間側はそういったウェアに身を包み、小型ドローンや暗視装置でプレデターを見つけます。
▲暗視ゴーグルでプレデターを素早く見つけろ!
――気付かれずに見つける、これが戦いの最初ですね。
YAS:プレデターを発見した後ですが、遠距離から大口径のスナイパーライフルで狙撃するというのも良いと思います。装甲を貫けるアーマーピアシング弾を使用すれば1マイル(約1.6km)先からプレデターを1発で無力化できるはずです。
▲大口径のスナイパーライフルと弾薬
YAS:一般的なライフル弾ではプレデターのアーマーに弾かれてしまうことも多いので、対装甲車両用の火器装備を使用するのが良いでしょうね。対戦車用のロケットやミサイル、爆発系のグレネード弾も対生物には効果があります。
▲接近戦では大口径拳銃も効果あり
▲グレネードランチャー
YAS:僕が思うに、プレデターって目が悪いんじゃないかと。この映画の中でもプレデター目線になるシーンがありますが、モヤがかかった感じの映像になっていますよね。なのでプレデターとある程度距離を取った状態で攻撃するのが人間にとっての勝ち目なのではないかと思います。なので地雷をしかけておくのも有効かと。
▲遠隔でスイッチ操作できるクレイモア地雷
YAS:樹上を高速で立体移動するプレデターを狙い撃つのは非常に困難です。また、プレデターが使用するドローンや、プレデター犬を使って数でスピーディに攻撃してくるとかなり苦戦するかと思います。さらに、光学迷彩のトラップを仕掛けられると特殊部隊側は発見できずに引っかかってしまいそうです。そして何より精神面では人間のほうが不利になる条件が多いですね。どんなに武器を準備して戦闘のシミュレーションをしていても、実際にプレデターが現れたら……冷静ではいられませんよね。
▲高速移動するプレデターを狙い撃つのは至難の業
――なるほど……最終的には強いメンタルが必要ということになりますね。これまでは米軍の最新装具をご紹介していただきましたが、日本の自衛隊はプレデターと戦うことが出来ますか?
YAS:自衛隊も米軍に準じる装備を有していますので、米軍同様の戦果を出せると思っています。なので、今後の『プレデター』シリーズではいつか日本の現代の自衛隊と戦って欲しいと願っています。専守防衛の日本ですから、プレデターからいかに国を守るのか? 政府や在日米軍も巻き込んで共闘して欲しいです。過去にプレデターは硫黄島にも現れているそうですから、南方戦線での旧軍との激闘から現代につながるストーリーなんてすごく興味がそそられますね。
――わあ、その展開めちゃくちゃ胸アツですね!
YAS:日本の自衛隊以外でも、今後のシリーズには人間側が最新の軍用装備持って戦うことを期待します。今回解説した銃器、現在考えうる最新光学装置類、最新技術を駆使してガチガチに装備固めていって欲しいです。それでもプレデターにボコボコにやられるのか? そこから主人公がいかに知恵を絞って敵の弱点を発見し、賢く戦うのか、その過程と手段を見てみたいです。
――改めて、YASさんが考える『プレデター』シリーズの魅力とは何でしょうか?
YAS:僕が一作目を観た時に引き込まれたのは、それまでの異星人モノとは全く異なる展開です。軍人や傭兵、刑事といった屈強な人間の戦士が、力や技術で勝るプレデターにどのように挑むかという部分が最高に面白ですね。最初はプレデターに圧倒される人間側ですが、主人公は最後まであきらめずに戦って、ついにはプレデターを打ち負かします。でもそれが過去にも、そして未来も繰り返される不毛な戦いだということに気づく、これこそがプレデターの魅力だと思っています。
▲何があっても勇敢に戦い続ける主人公クイン
――そしてプレデターも、対人間でも兵士としてリスペクトする相手であれば、敬意をしめすのがカッコいいですよね。
YAS:そうなんですよね。頭が良いところも魅力的です。まだ『プレデター』シリーズをご覧になっていない人に、この面白さを一言で説明するならば、「極悪ハイテク宇宙人vsタフガイ」、「果てしない肉弾&頭脳戦」といったところでしょうか。そしてガンマニアの皆さんも絶対楽しめる装備が満載ですので、どんな武器を使っているのかという点にも注目して観るとより楽しめると思います。
――今日は大変楽しいお話をありがとうございました!
【プレデターの倒し方ポイント】
1:気付かれずに素早く見つける(小型ドローン、赤外線やサーモグラフィ等の暗視装置を使用)
2:遠くから攻撃(大口径のスナイパーライフルに攻撃力大のアーマーピアシング弾を使用)
3:最後に大切なのは強いメンタル!
【動画】『ザ・プレデター』デジタル配信中/2019.1.5ブルーレイ&DVDリリース
https://youtu.be/ruidio-R290[リンク]
プレデターがやってきた!
マスクを脱いでもプレデター!
中身はYASさんでした! このマスクもYASさんの私物。エイリアンとの戦いを描いた『エイリアンVS.プレデター』も人気ですが、「エイリアンも好きで家には色々あります」とYASさん。
そんなYASさんも絶賛だった「プレデターのサーモグラフィーデザイン」も超カッコいいのでぜひゲットを!
『ザ・プレデター』
2019年1月5日(土)ブルーレイ&DVD発売、同時レンタル開始!
先行デジタル配信中!■ザ・プレデター 2枚組ブルーレイ&DVD ¥3,990+税
■ザ・プレデター <4K ULTRA HD + 2Dブルーレイ/2枚組> ¥5,990+税
■プレデター クアドリロジーBOX <4K ULTRA HD + 3D + 2Dブルーレイ/9枚組> ¥16,800+税
(C)2019 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
発売元・販売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
▲M134ミニガン、通称「無痛ガン」
▲AA-12フルオートショットガン
▲デザートイーグル,44
▲H&K MP5K サブマシンガン
▲フリントロック・ピストル