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今回はフロイドさんのブログ『フロイドの狂気日記』からご寄稿いただきました。
語学留学でイギリスに初めて降り立ってから1年が経った。日本に帰ってきてから半年ほども時間が過ぎたことに人生の早さをしみじみと感じる。もはや細かいところは忘れつつある。
ブログをしていてよかったなあというのはその当時の非日常体験を毎日かかさずかいてまとめていたことだ。
「イギリス留学記 カテゴリーの記事一覧」『フロイドの狂気日記』
https://www.byosoku100.com/archive/category/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E7%95%99%E5%AD%A6%E8%A8%98
ここいらでノウハウをまとめておいて読み返せるようにしておくと、誰かの役に立つし来年の本格的な大学進学の際に思い出せるだろう。
僕はエージェントに頼んで物件から学校、飛行機のチケットまで頼んだから高くついたなあと思う。家賃なんて10-11万ぐらいのロンドンの物件(ワンルーム、キッチン共用)だったが同じような環境で7-8万の物件もあったのだ。というか、語学留学してきた人々は国籍問わず自分で物件を探していた。500ポンドぐらいで探しているんだ、みたいな会話を結構していた。だけど、500ポンドとなると満足しないのか、何度も場所を変えている学生たちもみた。レートによるが500ポンドは今なら7.5万ぐらいなので、500-600ポンド代で探せれれば節約になると思う。それとフラットは水道光熱費ネット込の料金となる。
イギリス人家族の空いた部屋を貸してくれるようなところもあるけど、必ずしも留学生の世話が好きというわけではない。なのでホームステイを選んだからと行って英語が上達するというわけではなさそうだ。
僕は実は無保険で留学したので詳しくない。6ヶ月以下だったのでまあいいだろうと思って行ったのだ。これは無謀だったかもしれない。結果として病院を利用することなく帰国したので問題なかったが重い病気にかかった際はトラブルになったかもしれない。6ヶ月以下なら日本で留学保険に入っておく。それ以上なら現地のNHS制度を利用する必要がある。留学保険は保険の相談窓口に行って見るほうがいいかもしれない。エージェントが紹介する場合は信頼してまかせてもOK。
「イギリス留学でおすすめな保険3選+絶対に注意すべき8つのこと」『EnglishPedia』
https://www.englishpedia.jp/blog/england-study-abroad-insurance
座れるお店のランチは10ポンドからが相場だ。日本のようにワンコインランチなんてものは皆無。屋台で買う料理で5ポンドからってとこだ。僕はここを甘く見ていた。とにかく外食は高い。比べて食品、パンやソースなどは安いので自炊能力が問われる。自炊がキチッとできれば食費は1ヶ月200-300ポンドで問題なく抑えられる。
イギリスだけならgiffgaffという会社のsimで事足りるがヨーロッパ中で使えるThreeという会社のsimならEU圏を旅行するときに楽だ。Threeはオックスフォード・ストリートなどロンドンの大通りにshopがあるのでそこで手に入る。giffgaffは一定期間使わないと番号登録を抹消されるので注意。僕も最近メールで抹消通知が来た。おそらく半年ぐらいが目安らしい。いずれにせよ電話・通信無制限で1ヶ月20ポンド程度ですむ。
Oyster Cardと呼ばれる定期代が日本よりはるかに高い。Zone1-Zone3は学割なしで150ポンドほど。バスは無制限に乗り放題になるのでZone1-Zone2の定期を最低限買ってバスで移動するというのも節約の手になる。学校に行くなら必ずネットから学生用のOyster Cardを申し込もう。1-2週間で家に届く。購入したら1ヶ月ごとではなく、帰る日まで最大の期間で購入しよう。
見ず知らずの土地で暮らすには人脈が大事。帰国しても連絡をくれるのは東アジア系に多い。せっかくイギリスに来たんだからと白人と絡もうとするのはわかるが、それさえも東アジア系が連れてきてくれることもある。安い店、パブなども教えてくれるし寂しさを紛らわせる。特に台湾・香港は親日派が多く日本人と好んで付き合おうとしてくれる。安いフラットの情報をくれたり、ペア以上でしか入れない店は友達と行くべき。
半年前には飛行機のチケットを買った方が、遥かに安い。往復8万以下を狙うんだ。エージェントに頼んだら8万のチケットを買ってくれた。まあこれは留学だけでなく海外旅行全般に言えることだが。
せっかくの語学留学なのに日本でできることをすると時間がもったいない。文法や単語は日本でやりつくせば、後はしゃべるだけという日々を送れる。友達と喫茶店に行くお金とSpeaking中心の授業を取る準備をすれば効率的な英語学習の生活ができるだろう。
食品に消費税がかからないが、その他のものには消費税がかかるし、その率なんと20%。食品以外のものは日本から持ち込んだほうがいい。なんだったらお気に入りの服以外は現地のユニクロとかアウトレットを利用して、なるべく日本からの持ち込みものを増やしたほうがいい。イギリスはシャーペン文化がないのでシャー芯やシャーペンはほぼ置いていない。使う機会があるなら持ち込んでおくべき。とくに大事なのはUSBやライトニングケーブルなどだ。イギリスは高いので複数買って持ち込むべき。
イギリスの酒は1杯4-5ポンドする。小洒落たカクテルなんかは8ポンドだったりするわけだ。たくさんのパブでは20-21時ぐらいまでハッピーアワーと言って半額になったり2杯で1杯の料金になったりする。日本の生ビール190円とかの感覚で行くと痛い目を見るので、ハッピーアワーは活用すべき。
フランス、イタリアなんかはユーロスターに乗って電車で行ける。そこが飛行機以外に大陸とつながれない日本とは違っている。お金に余裕があればヨーロッパの各都市ぐらいなら観光に行ける。予算は多めにもっといて損はない。
家賃500-600、交通費150、食費200、交際費・雑費100、語学学校200
1ヶ月1150-1250ポンドもあれば生活はできるはずだ。それなりに貧困だが。
ポンド円のレート150円なら15-16万円が一ヶ月あたりの予算となる。あとは留学保険と航空チケット、到着時の服や調理道具購入費用が加わる。とりあえず抑えておきたいところだ。
執筆: この記事はフロイドさんのブログ『フロイドの狂気日記』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2018年09月11日時点のものです。