大阪桐蔭の優勝で先日幕を閉じた甲子園大会100回目の夏。決勝で敗れた金足農業のフィーバーもあり連日報道が続いているが、中にはそもそも野球に興味がない、好きじゃない、という人がいるのも当然である。とある『Twitter』ユーザーが“野球が嫌いになる”原因となった体験談をツイートし、様々な意見が集まっている。






小学校の体育で野球の授業があって、何の説明もなく始まったから「先生ルール知りません教えてください」って言ったら先生とクラス中からバカにされて結局教えてくれなくてチームのお荷物になって以来野球嫌いなんだけどどう考えても僕は悪くない


野球のルールを全ての生徒が知っている前提で授業が行われたエピソードに対し、リプライ欄には同様の体験談が数多く寄せられた。






すべての先生がそうではないのかもしれませんが、体育の授業って基本的にできない人はそのまま放置ですよね。

できるように教えてもらった記憶がありません。






私も、何となくのルールは知ってたけど、バッターボックスはどっちに立つのかわからずに聞いたら教えてもらえず。適当にやったら違うと怒られた。

自分が右打ちか左打ちかなんて、やった事ない人間は知らんわな。


また野球に限らず、サッカーやバスケットボール、水泳の指導方法に関する指摘も。同じ理由で体育の授業自体が嫌いになってしまった人も少なくない模様だ。






私もそれ、水泳のバタフライでやられました






野球もサッカーもバスケもよくよく思い返してみればルール説明無しでやらされていた。改めて考えると学校の体育の授業って本当おかしい。説明や手本を見せるという準備段階をすっとばして実践させてる


中には、国語・算数などのいわゆる“主要教科”と比べ、体育などの“技能教科”は「治外法権」的であるという意見もあるようだ。ちなみに、小学校学習指導要領(平成29年告示)に記載されている体育科の目標を見ると、


体育や保健の見方・考え方を働かせ,課題を見付け,その解決に向けた学習過程を通して,心と体を一体として捉え,生涯にわたって心身の健康を保持増進し豊かなスポーツライフを実現するための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。

(1) その特性に応じた各種の運動の行い方及び身近な生活における健康・安全について理解するとともに,基本的な動きや技能を身に付けるようにする。

(2) 運動や健康についての自己の課題を見付け,その解決に向けて思考し判断するとともに,他者に伝える力を養う。

(3) 運動に親しむとともに健康の保持増進と体力の向上を目指し,楽しく明るい生活を営む態度を養う。


とある。


授業を通じて運動の行い方について「理解」を深め、課題を「解決」し、「楽しく明るい生活を営む態度を養う」という体育の目標と照らし合わせると、果たして皆さんが受けた授業はそれに即した内容だっただろうか。


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 小学校の授業で“野球が嫌いになった理由”に同情の声集まる 「今もトラウマ」「体育は治外法権」