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西日本を襲った豪雨の被害がさらに拡大している。連日テレビ各局が現場の様子を報じる中、11日(水)放送のTBS系情報番組『ひるおび!』でも放送時間の大半を割いて豪雨の被害状況を伝えた。その中で、とあるコメンテーターの発言が物議を醸している。
番組の後半、土砂災害のメカニズムに詳しい専門家として出演した中央大学理工学部教授の山田正氏が、「冒頭にも言いましたが、昭和28年と47年にも西日本には(集中豪雨による)大災害があって、20~30年に一回くらい来ているんです。20~30年ってだいたい忘れちゃうんです」と話し始めると、続けて「こう覚えておくと良いんです。亡くなった方がおられる時におちゃらけるようで申し訳ないですけど、ある河川管理者がね、だいたい阪神が優勝する時に災害が起きるよって言うんですよ。分かります? みなさん、阪神が過去にいつ優勝したか覚えてます? 誰も覚えてないでしょ?」と、表情に笑みをこぼしながら述べた。
司会の恵俊彰が「87年でしたっけ……、忘れるなってことですよね、先生がおっしゃりたいのは」とフォローすると、番組はそのまま進行した。
あくまでも未曾有の大災害が数十年の間隔で起こることの比喩として、プロ野球の阪神タイガースが優勝するペースを引き合いに発言したようだが、ネット上では「阪神が優勝した時に災害が起きる」というインパクトある言葉が拡散。
「なんでや、阪神関係ないやろ」「ひるおび!全阪神ファンを敵に回す…」「TBSが阪神と阪神ファンをバカにしたぞ?」「阪神ファンは怒っていい」「その例え不謹慎すぎるだろ」「一瞬空気やばくなったな」などと、この発言が阪神ファンを中心に波紋を広げているようだ。