コミック累計2100万ヒット、連載が終了した今もなお、絶大な人気を誇る奥浩哉先生のSFアクション漫画『GANTZ』が初の舞台化。舞台版は「GANTZ:L」-ACT&ACTION STAGE-と題し、2018年1月26日(金)~2月4日(日)まで天王洲 銀河劇場で全12公演を予定。


脚本・演出に『レインマン』、『ファントム』等名だたる名作を手掛け、演劇の醍醐味を駆使した巧妙な演出と人間ドラマに定評のある鈴木勝秀氏を迎え、新たな『GANTZ』の世界を構築します。


リーダー気質で正義感あふれる加藤勝を演じるのは、『ウルトラマンX』で主役を務めた高橋健介さん。ビジュアル撮影現場にお邪魔し、キャラクターの印象や出演が決まった時のお気持ちを伺いました。


また、この日(10月30日)は高橋さんが出演されていた『Live Musical「SHOW BY ROCK!!」-深淵のCrossAmbivalence-』の千秋楽の翌日。昨日まで細身の女の子の役を演じられていた高橋さんは、ガラリと変わった男らしい加藤役の撮影ということで少し難しさも……?


ビジュアル撮影を終えてお話を聞くと、「本当はもう昨日で終わったつもりだったんですけど、さっき撮影したとき少し可愛くなっちゃった(笑)」と高橋さん。このインタビュー用の撮り下ろし撮影でも、重心のかけ方が少し(演じられていた役の)燐ちゃん感が出ていたことを伝えると、「本当ですか? いや~、抜けてないな! 今、すぐ腰が上がっちゃうんですよね」なんてお話も(笑)。女性役を演じた直後に男らしい役……役者さんは大変です!


高橋健介はホラーやグロテスクな作品が苦手! グロ好きはみんな西くん!?



――舞台『GANTZ』出演に決まって。


高橋:いわゆるすでに成功した人気作品なので、逆に舞台はもうやらないと思っていました。実写映画では嵐の二宮さんと松山ケンイチさんがやっていた誰もが知っている作品を今舞台化して、僕がやらせてもらえるというのは素直に嬉しかったです。


――個人的には、高橋さんが加藤役というのは意外でした。


高橋:僕もそうなんですよね。自分の中では、玄野か西寄りかな、と思っていたんですけど、加藤のお話をいただいて、今のままではまずいなと思っています。とりあえず鍛えなきゃなと。昨日までは女の子役だったので細くすることを心がけていたんですけど、一回り大きくしないといけないなと思っています。


――あまり時間がないのですぐに鍛え始めないといけなそうですね。


高橋:面倒なので嫌だけど、鍛えなきゃいけないですね(笑)。


――鍛えるためのアドバイスを貰おうと思っている役者仲間の方はいますか?


高橋:それはもう、昨日まで一緒にやっていた筋肉野郎たちに聞きたいと思います。エキスパートがいますからね。


――加藤のキャラクターの印象は?


高橋:一番損するタイプなのかなと思います。世の中、ずる賢いやつの方が生き抜けるイメージがあるので、加藤はみんなに好かれるけど、損するイメージがなんとなくありますね。損する方を自ら選んでしまう、自己犠牲が強い人だと思います。僕だったら、たぶん自分の身の周りの人を殺したやつは許せないと思うけど、加藤はもしかしたら許せるのかもしれないな、みたいな印象はもっています。



――自分と似ている部分はありますか?


高橋:僕自身、弟はいないんですけど、めっちゃ年下が好きなんです。自分が末っ子で弟がいなかった分、年下を可愛がるので、そこは似ているかなと思いますね。


――原作の印象は?


高橋:グロいよね~。僕は苦手なんですよ、グロイの。だから漫画もちょっと顔を横にそむけて、少し目をそらしながら読んでるんです。まず読むのがしんどかったですね。ホラーとかも苦手なんですよ。


――舞台でも少しグロテスクなシーンがあるかもしれないので、不安ですね。


高橋:「グチョ」みたいな音とかね……。だからそういったメンタルも鍛えなきゃなと思います。個人的には、グロい作品とかを好きっていう人の感覚がもうすごいと思える。なんで好きなんだろ?って、僕からしたら信じられない。そういう人は、それこそ本当に『GANTZ』の世界に行きたい人じゃないのかな? みんな西くんなんじゃないかな? と思ってます。


――でも人気作品なので、好きな人は周りにもいらっしゃるんじゃないですか?


高橋:そうですね、でも僕はもうその人たちをみんな西くんだと思って接していきたいと思います。


敵意むき出しの異星人は新ジャンル


――ガンツスーツを着た感想を教えてください。


高橋:「本当に『GANTZ』だ」って感じですね。銃とかを持つと「おお~」ってテンションが上がります。あのスーツ姿が舞台上に10人くらい並ぶと思うと、その画だけでも迫力がありそうだなと思いますね。でも早着替えとかがあったら大変かも。



――怪獣や異星人と戦うのは慣れてらっしゃるかなと思うのですが……。


高橋:まあまあ、そうですね。地球の人間じゃないものと接するのは非常に多くやってきましたから。


――また再び異星人と戦うことになりますね。


高橋:でもけっこう敵意むき出しの異星人なので難しいですよね、共存という意味では。『GANTZ』の異星人は基本、敵意むき出しなので(笑)。だから、自分がどこまで加藤みたいにお人好しになれるかだと思いますね。


――これまでの異星人との戦いの経験はちょっと活かすことができなそうですか?


高橋:そうですね、異星人の種類がけっこう違うので。また新しい異星人のジャンルとして、自分の中での新たなページにしたいなと思います。


――――今回、登場人物の心情を描く作品になると聞いていますが、やはりアクションも多少は入ってくると思います。アクションに自信はありますか?


高橋:今まで舞台では刀が多くて銃は使っていないので、どうなるのかなと思っている部分はあります。あと、映像と組み合わせたアクションができたらいいですね。


――では、稽古はこれからですが、意気込みをお願いします!


高橋:『GANTZ』という作品は、みなさんきっと知っていると思いますし、きっとそれ相応の期待をしていると思います。その期待以上のものを見せたいと思いますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。


――楽しみにしています! ありがとうございました!


また、年明けにはガジェット通信の撮り下ろしグラビア企画『ガジェット男子』に百名ヒロキさん、高橋健介さん、佐藤永典さんが登場! ガンツスーツでクールに決まったショットが満載なので、ぜひご覧ください!


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[撮り下ろしカメラマン:周二郎]


【作品名】「GANTZ:L」-ACT&ACTION STAGE-

ストーリー

さえない学生生活を送る主人公・玄野計(百名ヒロキ)は、偶然再会した同級生・加藤勝(高橋健介)とともに線路に落ちたホームレスを助けた際、入ってきた列車に轢かれてしまったことがきっかけで、「GANTZ(ガンツ)」と呼ばれる謎の球体から指示され“星人”と戦う、「ミッション」に参加をすることになる。 何度もこのミッションに参加しているという西丈一郎(佐藤永典)から、“星人”を倒すと毎回得点が加算され、「100点になるとミッションから解放される」という情報を得た玄野は、加藤や岸本恵(浅川梨奈)達とともに協力して“星人”を倒していく。

ある日「GANTZ」の存在を知る男・和泉紫音(久保田悠来)が現れ、和泉は「ある計画」を実行に移すことを玄野に打ち明ける―――。


【公演期間】2018/1/26(金)~2/4(日) 全12公演

【劇場】天王洲 銀河劇場

【原作】奥浩哉「GANTZ」(集英社刊)

【演出・脚本】鈴木勝秀

【アクション】清水順二(30-DELUX)

【キャスト】百名ヒロキ、高橋健介、浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)、佐藤永典

村瀬文宣(30-DELUX)、影山達也、大原海輝 / 藤田玲 / 久保田悠来

【チケット価格】プレミアチケット(非売品グッズ付) 9,500 円(税込/全席指定) 一般7,500 円(税込/全席指定)

【主催】「GANTZ:L」製作委員会

【公式Twitter】@stage_gantz_l


公式HP

http://www.gantz-l-stage.com


(C)奥浩哉/集英社・「GANTZ:L」製作委員会


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 撮り下ろしインタビュー:舞台版『GANTZ』加藤優役・高橋健介「自分にとってまた新しい異星人のジャンル」