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いよいよ師走、気がつけばあっという間にお正月ですよ。
そんな中、映画『ちはやふるー結びー』が2018年3月に公開することが決まりました。そう、「ちはやふる」と言えば、『百人一首』ですね。
今回紹介する本書『小学生おもしろ学習シリーズ まんが 百人一首大辞典』は、小学生が楽しめるように、すべての和歌の意味をまんがで優しく説明しています。
小学生向けだからといってバカにしないでください。大人が読んでも参考になる1冊なのですから。一度は耳にしたことのある和歌や初めて知る和歌もあるでしょう。
本書で『百人一首』を覚えたり、意味を知ったりしてから、映画を観るとまた、違う味わいになるのではないでしょうか。一人でのんびり楽しんでもよし、ご家族の方々と楽しんでもよしですね。
昔の人は四季折々の美しい景色を見たとき、恋や人生について考えたとき、その思いを「和歌」と呼ばれる31文字の短い詩につづりました。
百人一首は、藤原定家(ふじわらのさだいえ)の感性で選ばれた、すてきな和歌ばかりを収めた小さな歌集なのです。
百人一首には百首の和歌が収められています。「和歌」とは、日本に古くから伝わる詩の形のひとつ。昔は短歌や長歌などいくつかの種類がありましたが、平安時代以降に短歌だけが残りました。
1 歌の名人がいっぱい。
2 恋と秋の歌が多い
3 約600年の間の名歌が集合
本書は、暗記に便利な語呂合わせも表記しました。
「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」小野小町(おののこまち)
→「はなの わがみよ」
「ちはやぶる 神代も聞ず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」
在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)の作ですが、映画では「ちはやふる」とあります。
本書では「「ちはやぶる」。さてどっちが正しいのでしょうか?
こたえは、「どっちでもいい」のだそうです。
文学的には色々意見があるようですね。
ただし、競技カルタで読み手は、「ちはやぶる」と読み上げます。
2015年に刊行されてから何度も重版をしている大人気書籍!
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『小学生おもしろ学習シリーズ まんが 百人一首大辞典』(西東社)
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著者:吉海直人
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(執筆者: 西東社の中の人たち) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか