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【ストーリー】
アベンジャーズの一員ソーの前に<死の女神・ヘラ>が現れた。
復讐と野望に燃えるヘラは、ソーの故郷へ攻撃をはじめる。故郷を奪われたソーは、この最強の敵を倒すため盟友ハルク、宿敵ロキらと型破りのチーム“リベンジャーズ”を組み極限バトルに挑む。 果たして、ソーたちは史上最強の敵からこの世界を守ることができるのか?
死の女神・ヘラの復讐の目的は!?そこには、ソーの運命を変える秘密が隠されていたー。
監督:タイカ・ワイティティ
ソー:クリス・ヘムズワース
ブルース・バナー/ハルク:マーク・ラファロ
ロキ:トム・ヒドルストン
ヘラ:ケイト・ブランシェット
ヴァルキリーテッサ・トンプソン
http://marvel.disney.co.jp/movie/thor-br/
(C)Marvel Studios 2017 All rights reserved.
『マイティ・ソー バトルロイヤル』、できるだけ情報を入れないで観たのですが、こんなに楽しい作品とは思いませんでした!!!
アベンジャーズのまじめキャラといえば、キャップことキャプテン・アメリカとハルクことブルース・バナー博士、それに対するゆるキャラ(意味が違う)は、社長ことトニー・スタークと兄上ことソー。『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』では、キャップと社長コンビがメインでしたが、今回はハルクと兄上という重量級コンビが、周囲の物をかたっぱしから破壊しながら、ケイト・ブランシェット演じるシリーズ最強の敵、死の女神ヘラと闘います。このヘラさまがそれはもうステキでございまして、いっそヴィラン側についちゃおうかしら、と思う方が続出するのでは。
そしてなによりも本作、明らかに“公式二次創作”としか思えないんですが!! ハルクと兄上のセリフがどうにもヤバすぎて心拍数上がりました(笑)。えー、それなら観たいんだけど、シリーズ全然観てないし…というあなた! とりあえず『アベンジャーズ』と『マイティ・ソー』だけ観ておけばなんとかなるはず。ソコヴィアとかヴィジョンとか知らない言葉が出てきても、それは本作を観た後でおさらいしましょう! でもやっぱり兄上はロン毛がいいなあ。
【プロフィール】♪akira
翻訳ミステリー・映画ライター。ウェブマガジン「柳下毅一郎の皆殺し映画通信」、翻訳ミステリー大賞シンジケートHP、月刊誌「本の雑誌」、「映画秘宝」等で執筆しています。
しばらくご無沙汰だったソー&ハルクを再び大スクリーンで観れる! ということで予告編を観てからずっと楽しみにしておりました。『アベンジャーズ』の面々の中でもソーとハルクって一歩離れて見ている感というか、アイアンマンとキャップの様にとことんこじれていないのが、作品に“抜け”を与えてくれていて大好きなんです。まあ、ソーもハルクも並々ならぬ苦悩を抱えてはいるんですが……。
本作では、これまたスクリーンにはお久しぶりなロキもガッツリ登場。私服ショットまで披露してますから、ロキファンの方は必ず劇場に足を運んでください。って言われなくても観にいきますかね!
逆にアベンジャーズにあんまり興味無いよ、シリーズ多すぎだよっていう方にも『マイティ・ソー バトルロイヤル』はオススメ出来ます。なぜなら、監督がコメディ畑出身の方で会話劇がめちゃくちゃ面白いから。もちろんマーベルシリーズを観ている方が面白さは倍増するとは思いますが、演者が全員魅力的なので観ているうちにあなたもきっとソー達のファンになっちゃうはずです。
有名俳優がどんどんアメコミ作品に出演している昨今ですが、ケイト・ブランシェットの適役起用は驚きました! 『ブルー・ジャスミン』『キャロル』のケイト様が、『シンデレラ』の継母以上に魅力的な敵キャラクターを演じあげています。『ロード・オブ・ザ・リング』のガラドリエルも完全に憑依していた彼女ですし、演技力の高さは私が言わずもがな。美しく恐ろしく強いヘラを堪能してください。
【藤本エリ】
クリス・ヘムズワースを過去にインタビュー。あまりの格好良さに汗だくになったライター。
http://getnews.jp/archives/1465737