平成28(2016)年の厚生労働省の『賃金構造基本統計調査』によると、医療・福祉従事者の平均賃金は25~29歳で2414000円。他の業種と比較すると、年齢が上がっても賃金の上昇率が低く、勤続年数が8.35年と最低になっています。


ある『Twitter』ユーザーが、保育士・介護士が給料の低さを嘆いて「結局お金」という反応になることへの苦言をツイートして話題になっていました。






いい加減保育士や介護士が「待遇の良さ、お給料の低さをなんとかしてほしい」って言葉を出す度に「結局金か」とかいう頭クルクルパー理論で返すのやめてほしいですよ

ボランティアと奉仕の精神だけで普通の人は満足できないんだよ、きちんと生活出来る金貰ってはじめて「仕事続けたい」って思うんだよ


このツイートより前に、保育士の給料を上げてほしいという話に対して「お金のために子供たち見てるの?」といったリプライが来たことに対して、「好きな気持ちだけで続けられるなら誰も離職しない」といった声が上がっていましたが、今回も「お金がなければ生きていけない」「専門的なスキルを要するにも関わらず社会的な認知が低い」といった意見が多く見られ、「生活ができない収入というのは職業として破綻している」というツイートも見られました。


保育士の経験者と思われるユーザーからは、次のようなツイートも。






雇ってる側から言われることもあるよ。そりゃ給料上がるわけないし、クオリティ維持、向上の為に無賃休日出勤、残業当たり前が業界常識になるわな。


やり甲斐だけではどうにもならない給与の問題。保育や介護の現場では人材不足が慢性的になっていますが、その待遇改善を図らないと悪循環が続くことになるのではないでしょうか。


※画像は『Twitter』より

https://twitter.com/Matsu_Bene/status/919778197956313088 [リンク]


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 保育士・介護士「給料の低さをなんとかしてほしい」→「結局お金か」となる現状を嘆く声高まる 「好きで済むなら離職しない」「雇用側からも言われる」